源太郎踊り

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緩急に富み大変見ごたえのある踊りを堪能

源太郎踊り
【撮影場所】
鹿児島県熊毛郡中種子町坂井熊野神社
【撮影日時】
2007年11月23日/13時46分〜14時14分
【写真情報】
サイズ[45.9〜53.8KB]、カメラ[OLYMPUS E-510]
【奉納場所】
中種子町坂井熊野神社
【奉納時期】
11月23日、午後12時00分〜(不定期)
【アクセス方法】
中種子市街地から約15分で、熊野神社に着きます。

【踊りの説明】

平成19年度は、熊野神社鎮座五百五十五年を迎えての記念秋季大祭でした。通年、神社境内での郷土芸能の奉納は、「寺おどり」ですが、今回「大踊り」、「棒踊り」、「浦安の舞」、そして塩屋地域に伝承されている「源太郎踊り(げんだらおどり)」が公開されました。

源太郎踊りは、種子島の各地域に伝承されている大踊りの代表的な郷土芸能です。歌詞の中に「山口くだりの源太郎よ」と出てくるので、別名「山口踊り」とも言われています。しかし、源太郎踊りは、人数が通常四十人以上の大勢で踊るため、毎年踊る地域は限られているのが現状です。この踊りは、組踊りになっており、本踊りを七回踊っていきます。七回ともに少しずつ違っており、よく観察しないと違いが分かりません。出端、本踊り(二回は崩しも含む)、引端で構成されています。

男性の服装は、頭に笠をかぶった踊り子が十人(小鼓五人、鉦五人)、太鼓十六人です。、笠をかぶった踊り子十人は、黒の衣装姿で鮮やかな幅広い片タスキをしています。一方太鼓の踊り子は、色鮮やかな衣装姿で頭はハチマキ、白地のズボン下を着て、ケハンにワラジを履いています。女性は十九人で、鮮やかな着物姿にタスキをして、日の丸のセンスを持っています。総勢四十五人で奉納してくれました。

本踊りは基本的に三重円の隊列で踊ります。中心部に笠と歌、その外周に太鼓、一番外の外周に女性の踊り子で、笠と女性は反時計方向に、太鼓は時計方向にそれぞれ移動していきます。写真一枚目は、本踊りの様子です。女性はセンスを持たない手踊りです。手踊りとセンスを持っての踊りを交互に披露していきます。手踊り四回、センスの手踊り三回です。華やかな中にも、笠の黒地姿もあるので、荘厳な雰囲気、或いは落ち着きのある踊りを堪能できます。派手さと地味さとがバランスよく混在しています。特に女性の手踊りは、色気も感じられ哀愁に満ち溢れています。

大踊りの中でも、源太郎踊りはなかなか見る機会がありません。大変貴重な踊りです。踊る時間は、約三十分前後です。本踊りも緩急あり、大変見ごたえのある踊りを堪能できました。

出端の踊り 写真は出端の様子で、四列縦隊で入場してきますが、写真の隊列になり、短い踊りを披露します。これが終わると、三重円の隊列になり、本踊りが始まります。
本踊りの崩し 写真は、本踊りの崩しの踊りです。女性の隊列に変化はありませんが、笠と太鼓は互いに対面になって踊ります。そこが違うところです。崩しは二回あります。これが終わると、本来の本踊りです。
本踊りの手踊り 写真は本踊りの手踊りです。外周の女衆は反時計方向へ、二重円の太鼓の男衆は時計方向へ、円の中心部の花笠は反時計方向へ移動します。女衆の少し後ろをそむき、左手の仕草・所作が何とも色気を表現しています。
源太郎踊りの左手、右手の仕草・所作 女衆は、崩しでもまったく隊列を崩しません。前後の移動はそのままです。左手、右手の仕草・所作が哀愁に満ち溢れています。源太郎踊りの楽しめる踊りの瞬間です。
源太郎踊りの引端 写真は引端の様子です。本踊りが終わり、一列になり入場位置まで退場していきます。退場するときのS字カーブの滑らかな曲線が印象に残ります。