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ブンブンコマの製作

平成21年6月6日(土)、種子島開発総合センター内、民具の部屋・2階会議室に於いて、市内の子供たちを対象とした伝統文化こども教室第2回が行われました。これは「地炉(囲炉裏)の会」が主体となり、お年寄りとのふれあいも通して、種子島の昔の行事や伝統・民話などを楽しく学ぶことを目指しています。今回7名の子供たちが参加してくれました。

ところで、伝統文化こども教室は、年間通しての学習が基本ですが、途中からも参加できます。子供たちにとって、いい経験ができると思います。多くの子供たちの参加をお願いいたします。

内容

第2回目となる今回の内容は、三つの民話の読み聞かせ、ブンブンコマの製作を行いました。

伝統文化こども教室は、民具の部屋、種子島開発総合センター2階会議室で行われました。

あいさつ

学級委員長のあいさつです。会の始まりの言葉は、「きょうは、めっかりもうさん」です。今回、7名の子供たちが参加してくれました。

種子島の大男の話

前半の内容は、民話の読み聞かせです。川村先生は、種子島の大男の話をしてくれました。子供たちは、熱心に聞いていました。

「鳩が瀬」の話

下村先生の民話の読み聞かせは、「鳩が瀬」です。鳩が瀬は、西之表港内にあったが、港湾工事により、今はなくなり、現在、春日山にその一部を移しています。

クラゲに関する話

鮫島先生の民話の読み聞かせは、クラゲに関する民話でした。クラゲが猿知恵にだまされた話です。

ダンボールこまの作り方

昔のおもちゃつくりとして、ブンブンゴマの製作です。@3枚の円盤に切り抜いたダンボールを用意し、ボタンが入るほどの穴を一つに開ける。A真ん中の円盤にボタンを取り付ける(両面テープなど)。B長さが70〜80センチの丈夫の糸を穴に通して出来上がり。ただし、両側に模様を描いておく。

型紙から円盤状に切り抜く

型紙を利用して、ダンボールや模様を描く紙を円盤状に切り抜いていきます。

穴に糸を通す

円盤状のこまが出来上がると、最後にボタンの穴に糸を通すと完成です。3人の先生たちが、子供たちをフォローしながらアドバイスしてくれます。

こまの出来上がり!

悪戦苦闘で、こまの出来上がりです。実際こまを回すタイミングなど慣れてくると、ご覧のとおりブンと音を発しながら回ってくれました。子供たちも大喜び。

※あまりやりすぎると指が痛くなってきます。注意してください。

鳩が瀬の話

天文の頃、唐船十六艘が赤尾木の沖(西之表港)に襲来し、石火矢を放ってきて、赤尾木じゅう大騒ぎとなった。慈遠寺の僧日尊が社殿にこもり、一心に唐船の退散を祈願したところ、春日山から二羽の鳩が飛んできて、社殿に入り香炉の火を咥えて飛び去り、一回目で唐船にたどり着けず、途中の瀬に休み、二回目で見事唐船の帆柱に止まり、香炉を落とし、船火事が起こり、ことごとく焼失していった。そのとき、鳩が休んだ大きな瀬を「鳩が瀬」と呼ぶようになったという。

西之表港内にあった鳩が瀬は、港湾工事により、今はなくなっており、現在、春日山の八幡神社境内にその一部を移し、「鳩磯」の碑を残しています。

※ふるさと歴史散歩より

伝統文化こども教室については、種子島開発総合センター[0997-23-3215]にお問い合わせてください。

【撮影場所】
鹿児島県西之表市西之表種子島開発総合センター
【撮影日時】
2009年6月6日(土)/9時35分〜11時29分
2014.5.8〜