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黒潮を通じてアジアや琉球國とのつながりを説く

平成31年3月10日(日)、西之表市種子島あらきホテルで、歴史シンポジウム「種子島と東アジア海域」と題して行われました。

立正大学文学部教授・東京大学名誉教授村井章介教授による「アジアのなかの種子島」の講演、早稲田大学文学学術院教授伊川健二「西村天囚と南蛮の時代」の報告、名桜大学大学国際学群上級准教授屋良健一郎氏による「近世の種子島と琉球」の報告、松寿院研究家村川元子氏による「松寿院と種子島の幕末」の報告、そして、全体討論では、種子島開発総合センター鉄砲館参与の鮫嶋安豊さんの種子島海域における漂着事故などについての報告もありました。

その歴史シンポジウムの模様を写真と動画で掲載しています。

なお、歴史シンポジウム「種子島と東アジア海域」の詳しいことについては、西之表市役所企画課歴史文化活用係(0997-22-1111)にお問い合わせてください。

鉄砲館で行われた資料の展示説明会

これは、午前中に鉄砲館で行われた資料の展示説明会です。種子島家譜、御家記などの古文書です。

西村天囚を描いたもの

こちらは、西村天囚を描いたものです。当時、身長が180センチはあったという。大柄ですけど、表情は凛々しく感じ取れます。

西村天囚の写真

こちらは、清の学者ゆえつの筆となる「讀騒ろ」の扁額をはじめとする多数の重要資料が確認されています。

種子島あらきホテルでの会場

こちらは、13時から種子島あらきホテルでの会場です。多くの歴史ファンが集まりました。写真は、市長のあいさつです。

立正大学文学部教授・東京大学名誉教授村井章介教授による「アジアのなかの種子島」の講演

立正大学文学部教授・東京大学名誉教授村井章介教授による「アジアのなかの種子島」の講演です。種子島家譜での初代信基についての記述などが興味深かったです。

早稲田大学文学学術院教授伊川健二「西村天囚と南蛮の時代」の報告

早稲田大学文学学術院教授伊川健二「西村天囚と南蛮の時代」の報告です。その中で、西村天囚が、明治43年6月にベネチアを訪問し、静かなベニスの月夜を満喫した話は興味深かったです。

名桜大学大学国際学群上級准教授屋良健一郎氏による「近世の種子島と琉球」の報告

名桜大学大学国際学群上級准教授屋良健一郎氏による「近世の種子島と琉球」の報告です。はなしのなかで、種子島久基が今後琉球との書状のやり取りは無用と伝えたところは興味ぶかかった。

松寿院研究家村川元子氏による「松寿院と種子島の幕末」の報告

松寿院研究家村川元子氏による「松寿院と種子島の幕末」の報告です。その中で、現在、日本の国旗の日の丸のルーツは、種子島家の船旗だったことはほとんど知られていないことが報告されました。

種子島開発総合センター鉄砲館参与の鮫嶋安豊さんの種子島海域における漂着事故などについての報告

種子島開発総合センター鉄砲館参与の鮫嶋安豊さんの種子島海域における漂着事故などについての報告です。種子島全域で年間10数隻ほど難破漂着していたとのことです。それらによって、鉄砲からインギー鶏の文化が伝わったことが報告されました。

全体討論での質問

全体討論での質問です。琉球國、中国とのつながりを説明しています。

※ 2019年3月10日(日)、種子島開発総合センター鉄砲館で行われた歴史シンポジウム「種子島と東アジア海域」の史料見学会の模様をダイジェストで紹介しています。この動画の中には、種子島譜、種子島家譜、御家記などの解説、西村天囚に関する展示物の一部を収録しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

歴史シンポジウム「種子島と東アジア海域」史料見学会

※ 2019年3月10日(日)、種子島あらきホテルで行われた歴史シンポジウム「種子島と東アジア海域」の講演・報告の模様をダイジェストで紹介しています。この動画の中には、「アジアのなかの種子島」の講演、「西村天囚と南蛮の時代」の報告、「近世の種子島と琉球」の報告、松寿院研究家村川元子氏による「松寿院と種子島の幕末」の報告での日本の国旗は種子島家の船幟などの一部を収録しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

歴史シンポジウム「種子島と東アジア海域」講演・報告(日本の国旗日の丸のルーツも...)ダイジェスト

※ 2019年3月10日(日)、種子島あらきホテルで行われた歴史シンポジウム「種子島と東アジア海域」の全体討議の模様をダイジェストで紹介しています。この動画の中には、種子島開発総合センター鉄砲館参与及び郷土文化研究家鮫嶋安豊氏の「漂着文化の種子島」の話し、全体討議の中の質問、コメンテーターの話などの一部を収録しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

歴史シンポジウム「種子島と東アジア海域」漂着文化と種子島・全体討議ダイジェスト

【撮影場所】
鹿児島県西之表市種子島あらきホテル、種子島開発総合センター鉄砲館
【撮影日時】
2019年3月10日(日)/10時28分〜11時29分
2019.3.12〜