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江戸時代の枕から白黒テレビまで

種子島開発総合センター(鉄砲館)は、開館30周年を迎えています。平成25年6月30日(日)、開館30周年記念特別展で、「ちょっと昔の道具展」の特別展示を撮影させていただきました。

江戸時代の枕から昭和30年代のテレビまで、昔懐かしい道具などが展示されています。期間は、6/26〜7/25までの一ヶ月間です。ぜひ、足を運んでみてください。

ちょっと 昔の道具展を写真と動画で紹介しています。

なお、ちょっと 昔の道具展の詳しいことは、種子島開発総合センター(鉄砲館)(0997-23-3215)へお問い合わせてください。

昭和30年代前半頃の白黒テレビ

昭和30年代前半頃の白黒テレビです。長い四本の足が印象に残りますね。もちろん、すべて、真空管式のテレビです。

ちょっと昔の道具展

ちょっと昔の道具展です。

卓上電話機

卓上電話機です。デルビル磁石式電話機で、呼び出し信号には磁石式発電機を用いていました。明治30年12月、初めて卓上電話機として普及しています。

前がきんなめ重(重箱)で、後方は膳

前がきんなめ重(重箱)で、後方は膳です。現在、お正月用の重箱とは少し違いますが、料理を入れていました。
膳は、奈良時代に一人づつ自分の膳に茶器を並べて食事をしたのが始まりです。

提重箱(下げ弁当箱)

提重箱(下げ弁当箱)です。手に提げて持ち運べるように作られた重箱です。

火吹竹(ひふきだけ)

火吹竹(ひふきだけ)です。火起こしとも呼んでいました。

羽釜

左羽釜です。周りの羽でかまどの穴をぴったりふさいで、火の力をうまく利用してご飯を炊いていました。蓋は、吹きこぼれないように重たい木で作られています。

左は手とり、右がヘワ

左は手とり、右がヘワです。手とりは、持ち手のない熱い鍋を持つための鍋つかみです。ヘワは、ミチシバやワラで作った鍋敷きです。また、もち米を蒸す場合は、釜の上にヘワを置きその上にセイロをのせて蒸していました。

飯があ

飯があです。飯をつぐ道具です。竹や木で作られていました。

飯櫃

飯櫃です。飯を入れる木製の器です。

二つの水筒

水筒です。亀の甲羅のような形で、肩にかけるひもがついていました。

竹製の水筒

竹製の水筒です。行商や芝居見物のために用いられた漆塗り、家紋入りの飾りをつけた華やかなものが使われていました。

昭和初期の扇風機

昭和初期の扇風機です。農業用のもので、もみ殻や大豆の殻を飛ばすために使われていました。

前列〜ひょうそく、提灯、後列〜ローソク立て、ランプ、ガンドウ

前列〜ひょうそく、提灯、後列〜ローソク立て、ランプ、ガンドウです。ひょうそくは、菜種油などの植物油を入れ、それに灯芯をひたして灯りをともしていました。
ランプは、天井から吊って、芯にしみこませた石油を燃やして灯りをつけていました。
ガンドウは、桶状の胴の中に、二重の輪でできた自在に回転するろうそく立てがつけられ、胴の底部に取っ手がつき、これを持ちどの方向にも向けても常に垂直を保ち、光は一方向だけを照らすことができたという。

髪結道具

髪結道具を入れておくための引き出しのついた箱です。

針箱

針箱です。江戸時代より裁縫は、、嫁達の嫁入りの大切な資格とされ、和裁に必要な道具が一式入れられるようになっており、昭和初期までどこの家庭でも見受けられました。

金庫

金庫です。富裕層には、なくてはならないものだったのでしょう。金庫です。

三つの財布

さいふです。財布の形は、今も昔もあまり変わりませんね。

ハエとりビン

ハエとりビンです。ビンを上から押しつぶしたような形で、内側に曲げられた底に穴があり、その穴を餌の上からかぶせて使います。ハエは下から入って、餌を食べ飛び立とうとするがガラスにあたって、出られないというハエの習慣をうまく利用した仕組みになっています。

書見台

書見台です。本を読んだり見たりする台です。机上ランプや大硯石などもあります。

足踏み式ミシン

足踏み式ミシンです。足でペダルを踏むと、ベルトで回転部分に伝わり、針が上下して動く仕組みになっています。

まくらと湯たんぽ

まくらと湯たんぽです。手前の枕は、江戸時代のもので、下が扇状に広がった奥行きの狭い台形で、その上に小枕というくくり枕を和紙に包んで取り付けて使い、結った髪形が崩れないようにし、また、枕は布団の外で使っていたため高くなっています。
湯たんぽは、熱湯を入れて、火傷しないよう布で包み布団の中で温める暖房具です。

火鉢・箱火鉢・たばこ道具

火鉢・箱火鉢・たばこ道具です。中に火のついた灰を入れて、お湯を沸かしたり、餅を焼いたりしていました。一方、たばこ道具は、とんこつ、キセルなどです。とんこつは、刻んだ煙草を入れ。キセルは、刻んだ煙草を詰めて吸い、キセルサシは、キセルを収納するもので、この三点を帯びにさして使っていました。

鉄瓶

鉄瓶です。囲炉裏の上に自在鍵で吊るし、火鉢にのせてお湯を沸かすための鉄製の容器です。

自在鈎

自在鈎です。囲炉裏の火で煮炊きするために、鍋・釜をかける道具です。囲炉裏の上を通る梁にかけ吊り下げ、上げ下げや回転など自在にできるよう工夫されていました。

洗濯だらい

洗濯だらいです。洗濯板をのせてごしごしとこすり合わせて洗濯をしていました。昭和30年代半ばまで、どこの家庭でも使用していました。

手回し洗濯機

手回し洗濯機です。衣類と洗剤、お湯を入れてハンドルを回し、かき回して汚れを落としていました。

ビンダライ

ビンダライは、髪を洗うためのたらいです。陣タンゴは、家の外の井戸から水を運ぶための桶です。

手動式のミシン

手動式のミシンです。昭和初期から一般によく使われてきました。戦後、洋裁が盛んだったころ、その簡単さが受けていたといいます。

アイロン

アイロンです。中に炭を入れて使っていたのです。炭が消えないように上には開閉用の蓋がありました。

※ 2013年6月30日(日)、西之表市種子島開発総合センター(鉄砲館)において、特別展示の「ちょっと昔の道具展」を撮影したものです。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

種子島開発総合センター開館30周年記念特別展〜ちょっと 昔の道具展

 
【撮影場所】
鹿児島県西之表市西之表種子島開発総合センター(鉄砲館)
【撮影日時】
2013年6月30日(日)/12時53分〜14時26分
2014.3.1〜