広域農道に関する碑
中種子町星原広野の国道58号線から少し入り込んだ広域農道沿いにある記念碑です。車窓からも全容が確認できます。広域農道に関する記念碑です。右に碑文、左に事業概要が刻まれています。
町制施行五十周年記念事業
広域農道 中種子地区
土地改良記念碑
平成二年十一月十日建立
中種子町長 松下道男書
碑文
この道路は国道五十八号線の広野を起点として本町を横断し さらに中之町から東海岸沿いを南下して広ヶ野の新光糖業前に至る幹線農道で 途中十一集落と約二千ヘクタールの生産団地の中央部を走っている。以前は広野〜中之町間は浜津脇港への重要路線でありながら幅員が狭い上にカーブも多く勾配が急で通行に大きな支障があったが、この道路の開通により耕地面積の拡大はもとより農産物流通の合理化と生産環境の整備が図られた。
また中之町〜広野間は新設道路で、これに秋佐野・上方・大平の三地区を繋ぐ関連農道の設置により広域的な農業団地となり農村振興に重要な役割を果している。
ここに関係機関の尽力に深謝し後世にその功績を伝えると共に地域農業の健全な発展を祈念してこの碑を建立する。 中種子町
事業概要
一 受益面積 一九四八ヘクタール
二 受益戸数 一二二六戸
三 事業量 一五四六九メートル
幅員 全幅 六、五メートル
有効 五、五メートル
四 事業費 十四億ニ千八百五十五万三千円
五 工事期間 着工 昭和四十五年度
完成 昭和五十四年度
六 事業主体 鹿児島県
碑文は以上です。なお、読み違いがあるかもしれません。ご了承ください。