土地改良事業に関する碑
写真の場所は、中種子町広ヶ野の広域農道沿いにある記念碑です。車窓からも全容が確認できます。広域農道に関する記念碑です。右に碑文、左に事業概要が刻まれています。
県営ほ場整備事業 中央地区
土地改良記念碑
平成二年十一月十日建立
町制施行五十周年記念事業
碑文
終戦直後の農政の課題は、食糧不足の解消即ち増産であった。その後食糧自給が達成されてからは農業経営の合理化による農家の所得と生活水準の向上等生産の量的拡大から質的向上へとその目標の転換が迫られるに至った。当時この中央地区は農地の不整形、道路排水路の不整備が生産の隘路になっていたので、受益者一同の合意を得て昭和四十三年度から近代化農業を目指しほ場整備事業を実施した。事業完了後の現在では農業形態は大きく変化し農作業は著しく合理化省力化されてきた。今日の農政は食糧の安定供給、農業生産性の向上、選択的拡大等を揚げているが、この地区はその目的に添ったほ場に整備されたといえよう。町制五〇周年の記念事業としてこの碑を建てるに当り関係者各位の御苦労に敬意を表しこの業績を後世に伝える 中種子町
事業概要
一 受益面積 四百二十三ヘクタール
二 受益戸数 五百六十二戸
三 事業費 五億八千十三万円
四 工事期間 着工 昭和四十三年度
完成 昭和五十三年度
五 事業主体 鹿児島県
碑文は以上です。なお、読み違いがあるかもしれません。ご了承ください。