梶潟大火に関する碑
中種子市街地から県道588号線を島間に向かって南下すること約20分でこの地に着きます。梶潟神社入口の右側に建てられています。県道沿いにあるので、車窓からも確認できます。その記念碑には、次のような碑文が刻まれています。
大火百年記念之碑
文政十年十一月三日坂井村梶潟塩戸旋風大いに起りて塩屋を壊り火を?りて人家ことごとく焼亡す漁舟を空中に揚げ或いは水中に落し或いは石上に落し或いは破り或いは損ず皆云ふ潜龍(せんりゅう)起るかと人馬手札等つつがなし事官に聞す
種子島家譜より
明治二十年十二月二十八日梶潟ニハ元来ノ塩屋ヨリ発火シ全部落ニ通ジテ類焼シ僅ニ四五軒ヲ残シタリ、元来ノ塩焼業ヲナシ居ル鍋コーカジ中折柄ニテ以後元来塩焚全廃ス
昭和六十三年二月十五日
梶潟部落建之
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