竣工記念碑

土地改良事業記念に関する碑

竣工記念碑
【撮影場所】
鹿児島県西之表伊関浜脇
【撮影日時】
2007年8月5日/9時31分

 写真の場所は、西之表市伊関浜脇県道581号線沿いに建てられている記念碑です。右に碑文、左に事業概要が刻まれています。

 竣工記念碑
 碑文
ゆとりある環境と集落機能の充実発展を願い次代を担う若者の近代的農業経営への憧れと未来への夢と希望に託しここに県営畑地帯総合土地改良事業が着工された過去にはサトウキビ甘藷を主幹作物とした農業で狭隘な坂畑は林野に散在した黒ボコ土壌で豊満に非ず農道は細く曲折して耕作運搬共に至極不便であったこの実情に鑑みて時代の要請に適合し黒ボコ土壌対策を根幹する近代的農業経営の基礎を確立するため関係者一同は厳しい農業情勢と農道整備の執念に燃え実現を期して着工するに至る昭和五十七年度第一期工事より昭和五十九年度の第三期工事迄実に三年間を経て完成をみたのであるが本事業の推進に当っては国県県土地改良事業団体連合会県開発公社市土地改良区等の温い指導と援助を仰ぎながら住民の難事に立つ熱意と総意が結集され画期的一大事業が完遂された事は地域斉しく誇りとするところであり関係当局への感謝の意を表明すると共に今後に開け行く農業振興を期待し合わせて稀代なるこの業績を後世に伝えるためこの地に碑を建立する
    昭和六十二年九月
    受益者一同 建之

事業概要
  県営畑地帯総合土地改良事業
   西京地区第三工区(浜脇団地)
事業量 区画面積 六三、五ヘクタール
総事業費 三六六、一九四千円
  内訳国庫補助 一八三、〇九七千円
     県費補助 一二一、八一六千円
     市負担   七、六三五千円
     受益負担 五三、六四六千円
対価 さとうきび一屯当り 二一、四七〇円
    からいも 一俵当り 一、三四四円
受益者数 六十三戸
事業着工 昭和五十七年十二月二十七日
   完了 昭和六十二年三月三十一日
登記完了 昭和六十二年八月二十五日
事業主体 鹿児島県
施工者 鹿児島県土地改良事業団体連合会
      鹿児島県開発公社
換地委員 委員長 古田義彦
       委員   犀川直光 鎌田定範
             長野秀夫 古田久義
             向田武治 杉 為孝
             古田三男
      元伊関小学校長 日高三善書
西京地区県営畑地帯
   総合土地改良事業
期間 自昭和五十三年四月
    至昭和五十四年三月
推進委員
  古田義彦 池亀多美男
  鎌倉政則 榎元時春
  鎌倉又雄 犀川利秋
  鎌倉末彦
   昭和六十二年九月建之

 碑文は以上です。委員の氏名は省略しています。

※ 2020年(令和2年)1月21日(火)に撮影した西之表市伊関浜脇県道581号線浜脇団地道沿いに建立されている土地改良事業に関する記念碑「竣工記念碑」を紹介しています。この動画の中には、県道581号線記念碑前通り、浜脇団地に通じる交差点付近、記念碑付近、竣工記念碑の碑文及びその周辺の風景などを収録しています。なお、碑文は字幕で本文を流しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

竣工記念碑 西之表市伊関浜脇県道581号線沿いに建立 - 種子島の記念碑

2014.3.6〜