塩屋牧に関する碑
西之表市街地から国道58号線を下ること約7分でこの場所に着きます。国道から少し入り込んだ海岸沿いにある上石寺神社境内に設置されています。その記念碑には、次のような碑文が刻まれています。
上石寺塩屋牧地紀念碑
寛永三年因邑主賜塩屋一軒宅地及石寺塩屋牧地之幾分自石寺移于大瀬之図従事製塩於是有下石寺上石寺之稱是為我上石寺濫?也塩屋牧地境書係享保六年九月十九日賜矣明治初年官有地租?正之挙二三策士以吾塩屋牧欲云々事頗終糾則推右村次右衛門寺口休次上田庄七石原周助古元喜助竹原伊平次元人為委員会折衝事容易不决遂頼中学教員前田渡邊二子嘱以伸枉之事二子?議正為大努即公簿面積六十七町悉歸吾有焉?後?幾部為分配或共有金自大正二年至昭和二年存部落防風林他皆為分菜配當各戸也夫報本及正人倫之大道吾部落百七十口今日得湖口為冠婚表発仰養俯育之資一算非頼牧地之恵呼累代邑主之澤先人努力之賚豈可忘乎因胥議建碑今後世子孫莫忘報本之大道矣欽哉辞曰
先賢不顕 罪在後賢
覆哉之徳 如地如天
昭和三戊辰嵐三月
裏面には、役員名などが刻まれています。
部 長 上田正太郎
副部長 石原周吉
上田正一
竹原喜一
吉元平蔵
寺口善助
寺口休太
寺口袈裟市 町 頭 吉元市蔵
吉元伊助 古元善一郎
松元新吉 石原周也
古元資宜 松元新太
牧瀬宜三郎 松元助次郎
古元季則 竹原畩彦
石村次典吉 川頭新四郎 寄留者
石村市彦 寺口善之助 麻田徳義
石村孝吉 濱渡新八 吉留半七
古元助次郎 石寺甚七 幸原 章
塰川喜太郎
古元孝市
石村吉彦
寺口善吾
碑文は以上です。文章の中で、?は不明文字、或いは変換不可能な文字です。また、一部の文字については現代文字に変換しています。なお、読み違いがあるかもしれません。ご了承ください。
※ 2020年(令和2年)2月4日(火)に取材した西之表市上石寺神社境内に建立されている上石寺塩屋牧に関する記念碑「上石寺塩屋牧地紀念碑」を紹介しています。この動画の中には、国道58号線上石寺神社入口付近、記念碑前通り付近、記念碑付近、上石寺塩屋牧地紀念碑の碑文及びその周辺の風景などを収録しています。なお、碑文は字幕で本文を流しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。