米国商船カシミア号遭難に関する碑
明治十八年に米国商船カシミア号が遭難したとき、西之表市伊関の海岸に漂着しています。その記念碑が浜脇漁港近くに建てられています。記念碑の左には美徳伝承記念碑も建立していますので紹介します。碑文は次のように刻まれています。
米國人漂着地趾
昭和十年九月 伊関区民建之
西之表町長 三浦安能謹書
次に左の記念碑には、次のように刻まれています。内容については省略しています。
美徳伝承之碑
明治十八年九月二十日夜当海岸に漂着したカシミ
ア号乗組員五名が生死にさまよいたるを古田貞吉氏によっ
て救助されるや地域民は博愛の精神をもって鎌倉平兵衛氏
宅に相寄り手厚い看護を尽し本国への帰還を果たせた。今
に伝わるわが先人の感動溢れたこの頌徳を永く後世に継承
し美徳の里を創造するために伊関小学校創立百周年を記念
にてこの碑を建立す
昭和五十六年九月二十日
伊関校区民一同
碑文は以上です。なお、読み違いがあるかもしれません。
※ 2020年(令和2年)1月21日(火)に撮影した西之表市伊関浜脇漁港近くに建立されている米国商船カシミア号遭難者救助に関する記念碑「米國人漂着地趾」、「美徳伝承之碑」を紹介しています。この動画の中には、県道581号線浜脇漁港入口付近、記念碑の前通り、記念碑付近、米國人漂着地趾・美徳伝承之碑の碑文及びその周辺の風景などを収録しています。なお、碑文は字幕で本文を流しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。