種子島で栽培されている種子島ゴールド、安納紅、安納こがね以外の主なさつまいもを紹介しています。平成17年10月23日開催された西之表市での「からいもフェスタ」、および、平成18年11月12日、西之表市で行われた「さつまいも308ふれあいフェスタ」で展示されていたサツマイモの数々を掲載しています。
なお、特徴などは展示案内されていたものを簡単に説明しています。どうぞ、ご覧ください。
ベニサツマは、さつまいもの中で最も優秀な高系14号の選抜種で、ホクホクした食感があります。種子島でも栽培されています。種子島の農業の中でも紹介していますが、西之表市でも約2ヘクタールくらい栽培されており、鹿児島県内では主に南薩地方で栽培されています。特に種子島の土壌で栽培すると本来の持ち味が発揮されるといわれています。
用途〜青果用、加工用
形状〜紡錘形
皮色〜濃紅色
肉色〜黄白色
ベニサツマ
ベニサツマの苗
ベニハヤトは、かんしょ農林37号として登録されています。特徴として、β−カロチンを多量に含んでいます。ねっとりした食感で、とても美味しいさつまいもです。種子島でどのくらい栽培されているかは分かりません。
用途〜青果用、加工用(特にペースト用として利用が多い)
形状〜紡錘形
皮色〜紅色
肉色〜橙色
ベニハヤト
ベニハヤトの苗
ベニオトメは、かんしょ農林43号として登録されています。特徴として、外観が非常にきれいで、形や味も良く、粒揃いのいい優秀なさつまいもです。種子島で栽培されているかは分かりません。
用途〜青果用
形状〜紡錘形
皮色〜紅色
肉色〜黄白色
ベニオトメ
ベニオトメの苗
パープルスイートロードは、平成14年にかんしょ農林56号として登録されています。特徴として、他の紫芋に比べて収穫量が多く、そのうえ甘みもありこれから期待されているさつまいもです。
用途〜青果用、加工用
形状〜紡錘形
皮色〜濃い赤紫色
肉色〜紫色
パープルスイートロード
パープルスイートロードの苗
コガネセンガンは、かんしょ農林31号として登録されています。特徴として、澱粉歩留まりが高く、蒸し芋にすると糖度が高くなることから、幅広く使われていますが、特に焼酎用として用いられています。種子島でもたくさん栽培されています。
用途〜焼酎用、青果用、加工用
形状〜下膨れ紡錘形
皮色〜黄白色
肉色〜黄白色
コガネセンガン
コガネセンガンの苗
アヤムラサキは、かんしょ農林47号として登録されています。特徴として、アントシアニンが非常に含まれているが甘みがないので青果用に向いていません。主に食用色素やペースト用として加工原料に利用されています。種子島でも契約栽培されており、健康酢として紅酢を作っています。
用途〜加工用
形状〜長紡錘形
皮色〜濃い赤紫色
肉色〜濃い紫色
アヤムラサキ
アヤムラサキの苗
ダイチノユメは、かんしょ農林59号として登録されています。特徴として、澱粉歩留まりが高く、ほかの澱粉用に比べて収穫量も多いので最近注目されています。所によっては他のさつまいもより高値で取引されているとも聞きます。もちろん焼酎用としても利用されています。写真でも分かると思いますが、体長が長いので収穫する時は注意が必要です。ダイチノユメは種子島でもたくさん栽培されています。
用途〜焼酎用、澱粉用
形状〜紡錘形
皮色〜白色
肉色〜黄白色
ダイチノユメ
ダイチノユメの苗
サニーレッドは、かんしょ農林51号として、平成10年に品種登録されています。南九州に適しβ-カロチンを豊富に含んでいるのが特徴です。
ベニアズマは、かんしょ農林36号として、昭和59年に品種登録されています。関東を中心に東日本で栽培されているさつまいもです。皮は濃紅色、肉は濃黄色で、甘みが強く食感も抜群です。
種子島ろまんは、「種子島紫」からの選抜品種です。皮は種子島紫よりも白くはありません。肉は紫色でやや薄い感じです。種子島紫に比べて栽培は多くありません。
サニーレッド
ベニアズマ
種子島ろまん