平成24年度南種子町ふるさと祭で披露された平山浜田公民館による弁慶踊りです。弁慶踊りは、主に南種子町に多く分布している郷土芸能です。
踊りは十六人で披露しました。弁慶六人、牛若丸六人、太鼓二人、小鼓一人、鉦一人です。写真で分かるとおり、弁慶や太鼓などは艶やかな衣装姿です。一方、牛若丸や鉦は、白や黒の衣装が基本になっています。
牛若丸は刀を持ち、弁慶は当然ナギナタを持って踊りを披露します。最初に、弁慶の頭が出て、口上を言って舞い、その後牛若丸の頭が出て口上を言い合い弁慶と、牛若丸とが戦うシーンがあります。それが終わると、全員で対決するシーンを繰り広げていき踊りも最高潮に達していきます。
写真一枚目は、弁慶と牛若丸の口上が終わり、頭同士が戦い終えて、ほかの牛若丸と、弁慶の入場を行っているところです。この後、五条欄干橋での戦いのシーンを再現していきます。ただし、飛んだり跳ねたりはしません。古式床しき、時には優雅に舞ってくれます。太鼓や鉦も多いので、華やかさの中にも哀愁も感じられ踊りに感動させられます。
写真は、弁慶踊りの出端が始まるところです。弁慶、牛若丸それぞれ頭がいます。鳴り物は四人です。このあと、弁慶の頭が出てきて口上をいいます。 | |
牛若丸の口上が終わると、頭同士戦う仕草があります。このシーンが終わると、頭同士戦いのシーンを保ち、全員入場し、踊る隊形になり、本踊りが始まります。 |
※ 2012年11月3日、南種子町ふるさと祭りで、一般公開された弁慶踊りを撮影したものです。この動画に中には、弁慶踊りの入場、口上、本踊り、退場を収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。