安納神社の秋季大祭で奉納された棒踊りです。服装は、頭に白くて長いハチマキとタスキがけ、腰に黄色の帯び、白いズボン下を履き、前は水色の前掛けをして、足はケハンに手製のワラジを履いています。
踊り子は、一五〇センチくらいの棒と、五〇センチくらいのカマを持って踊ります。六人一組で、カマが二人、棒が四人です。踊り子は、青年団で構成されています。手前のほうから、二列に並びハナ引きの歌にあわせて、「サー、サー、サ」と掛け声を出してゆっくりと入場してきます。
ハナ引きは舞台前にいます。踊り手の様子を見ながら歌を歌っていきます。鳥居の前付近に来ると、一礼をして踊りを奉納していきます。踊りも大変勇ましく、男性的で勇敢な踊りです。巧みな動作で、棒とカマが打ち合いになり、その時でる音が何とも民族的な響きになっています。一回踊りが終わると、三人四列になっています。踊りは三回繰り返して奉納されます。
棒踊りのハナ引きです。入場や本踊りのときに棒踊りの歌を歌います。入場のときのものです。 | |
棒踊りの入場です。棒踊りの入場は、一般的には、棒を担いで踊る位置まで進むのですが、棒は下向きに突きながら前進するのが特徴です。入場が終わると、本踊りです。 | |
棒踊りの本踊りです。棒二人を、鎌が打ち込んでいるところです。神社境内に、力強い棒の打ち合う音が響き渡ります。 | |
棒踊りの本踊りです。鎌は跳んだり、しゃがんだりを繰り返すので、動きも速いです。棒は、外向きにもなったりします。 | |
奉納踊りが終わった後の記念撮影です。棒踊りの衣装姿がよく似合っていましたね。 |
一、 後ろは山前は大河(だいかわ)
二、 山太郎がには
川の瀬(せ)に住む
三、 焼け野のキジは
丘の野に住む
四、 清めの雨が
ぱらりと
※ 2021(令和3)年10月17日(日)、西之表市安納神社願成就で奉納された安納棒踊り保存会による示現流くずし棒踊りを紹介しています。この動画の中には、踊り子の意気込み、棒踊りの入場、本踊り、退場、踊り子及び見学者の感想などを収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【示現流くずし安納棒踊り 安納神社秋季大祭での奉納踊り令和3年〜種子島の郷土芸能】
※ 2020年10月18日(日)、西之表市安納神社願成就で奉納された安納棒踊り保存会による示現流くずし棒踊りを紹介しています。この動画の中には、踊り子の意気込み、棒踊りの入場、本踊り、退場、踊り子の感想などを収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【示現流くずし安納棒踊り 安納神社秋季大祭での奉納踊り令和2年〜種子島の伝統芸能】
※ 2019年10月20日(日)、西之表市安納神社願成就で奉納された安納棒踊り保存会及び安納の小・中学生による示現流くずし棒踊りを紹介しています。この動画の中には、入場、本踊り、退場などを収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【種子島の伝統芸能:示現流くずし棒踊り 安納神社秋季大祭での奉納踊り2019年】