河内神社の秋季大祭で、上之平公民館の皆さんによる弁慶踊りを奉納してくれました。弁慶踊りは、主に南種子町にある郷土芸能です。弁慶と牛若丸の対決するシーンがあります。
踊りは二十人で披露してくれました。弁慶六人、牛若丸六人、太鼓四人、入鼓二人、鉦二人です。写真で分かるとおり、弁慶や太鼓などは艶やかな衣装姿です。一方、牛若丸や鉦は、黒の衣装が基本になっています。
牛若丸は刀を持ち、弁慶は当然ナギナタを持って踊りを披露していきます。最初に、弁慶の頭が出て、口上を言って舞い、その後牛若丸の頭が出て、口上を言って舞い、そして、弁慶と、牛若丸とが戦うシーンがあります。それが終わると、全員で対決するシーンを繰り広げていき踊りも最高潮に達していきます。
物語風で、たいへん見ごたえがあります。古式床しき、時には優雅に舞ってくれ、踊りを堪能できます。太鼓や鉦も多いので、華やかさの中にも哀愁も感じられ踊りに感動させられます。写真一枚目は、手前が牛若丸の頭、長刀を持っているのが弁慶の頭で、お互いの口上が終り対決するシーンです。ところで、弁慶が登場し、口上することから踊りが始まっていきますが、その立派な口上に感心させられます。このあと全員で踊りを披露していきます。
※ 突然の雨になり、悪天候での撮影で、写りがよくありません。写真二枚だけの掲載です。
写真は、弁慶と牛若丸との口上です。弁慶踊りの中で、一番見ごたえのある部分です。これが終わると、牛若丸、弁慶衆、鳴り物が入場し、本踊りが始まっていきます。なお、本踊りは、過去の画像をごらんください。 |