河内神社の秋季大祭で奉納された新栄町・河内地域の皆さんによるひょうたん踊りです。ひょうたん踊りは、南種子町の各地域に伝承されている郷土芸能です。
太鼓、入鼓、鉦は各一人ずつ、ひょっとこやおかめの面を付けた浴衣姿の踊り子が十五人の合計十八人で披露してくれました。
ひょうたん踊りの隊形は、どこの地域も一重円の隊列になっていますが、身に着けている衣装に違いがあります。関西方面から昔伝承されたのではないかと言われています。歌詞にも関西地区の地域名などが出てきます。ひょうたん踊りは、一般的に約十分ほどの踊りです。ひょうたん踊りも中踊りに属し、出端、本踊り、崩し、引端の部分から構成されています。
神社入口から入場し、次第に一重円の隊列になっていきます。本踊りは、半時計方向にゆっくりと移動しながら踊っていきます。写真一枚目は、ほぼ円形の隊列になり入場から切れ目なく本踊りが始まっているところです。進行方向は時計方向にゆっくり移動していきます。こっけいな民族衣装など哀愁に満ち溢れている郷土芸能でした。
写真は、出端の部分です。踊り子の頭が最初に出て、踏ん張る踊りを見せてくれます。これが終ると全員入場し、一重円の隊列になり本踊りが始まります。たいへんこっけいな踊りを楽しめます。 | |
写真は、ひょうたん踊りの崩しです。一般的に崩しは、腰に付けているひょうたんが地面に着くほどかなり腰を低くして踏ん張る踊りですが、ここのひょうたん踊りでは低い体制は出てきません。時計方向に移動しながら短い踊りになっています。 | |
写真は、ひょうたん踊りの引端です。崩しの踊りから切れ目なく入場位置まで退場していきます。 |
※ 2012年11月3日、南種子町ふるさと祭りで、一般公開されたひょうたん踊りを撮影したものです。この動画に中には、ひょうたん踊りの入場、本踊り、退場を収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【種子島の郷土芸能:ひょうたん踊り(南種子町上中河内・新栄町)】