七草祝いは、鹿児島の伝統行事の一つです。一月七日に数えで七歳になった子どもの成長を祝う行事です。種子島でも同じように七草祝いでは、健康に育つように、まず神社で七草祝いの祈願をして、それから七軒の親戚やご近所を回って七草粥をもらいます。そして、記念写真をとったり、宴会を開いたりするのです。
最近の傾向として、お椀を持って、七草粥をもらいまわるかは定かではありません。ほとんど見ない傾向です。ところで、一月七日に、七草祝いとして、種子島では福祭文(くさいもん)を行います。
また、鹿児島では、この日に鬼火だきをやったりする地域もあります。鬼火にあたると一年間無病息災でいられるといわれています。一月七日、種子島の主な神社やお寺を回り、七草祝いの模様を写したものです。写真一枚目は、中種子町にある熊野神社です。種子島では、一番参拝者の多い神社です。その境内です。
写真二枚目は、熊野神社の拝殿前で、購入した絵馬に自分の名前などを書き込んでいるところです。 | |
写真は、七草祝いの神事です。二組行っていました。これから神様に祈願しますので、身や場を祓い清めているところです。七草祝いの神事は、子供が主体なので、時間も短縮されています。 | |
写真は、祝詞の奏上です。神様へ祈願するため、住んでいる住所や家族の名前などを読み上げていきます。これが終わると、お祓いです。 | |
写真は、お祓いです。金属製の鈴を鳴らしてお祓いします。これは、鈴の鳴り響く高い音が発する音色に悪魔の退治及び魔よけの効果が高いのです。改めて、お祓いを行います。これが終わると、玉串の奉奠です。 | |
写真は、玉串の奉奠です。玉串を神様に供え、祈願していきます。太鼓の音が響く中、玉串を一人ずつ手渡していきます。玉串の奉奠が終わると、七草祝いの神事も無事終了です。 | |
写真は、中種子町野間神社です。多くの七草祝いの参拝者が訪れていました。 | |
野間神社での七草祝いの神事です。身や場を清めるためのお祓いです。これが終わると、祝詞の奏上です。 | |
写真は、西之表市の伊勢神社です。七草祝いの参拝者が多く訪れていました。拝殿の中では、七草祝いの神事が行われていました。 | |
写真は、伊勢神社境内です。参拝の順番を待っているのでしょうか?焚き火にあたりながら待っていました | |
写真は、西之表市川迎にある日典寺です。七草祝いの詣では、神社だけではなくお寺でも行っています。午前中を中心に参拝していました。 |