今年は、熊野神社鎮座五百五十五年を迎えての記念秋季大祭です。通年、神社境内での郷土芸能の奉納は、「寺おどり」ですが、今年は「大踊り」、「浦安の舞」、「源太郎踊り」、そして新町地域に伝承されている「棒踊り」が公開されました。
服装は、頭に白くて長いハチマキと色違いの鮮やかなタスキがけ、腰に黄色の帯び、白いズボン下を履き、前掛けをして足はケハンに手製のワラジを履いています。それぞれ三尺と六尺の棒を持って踊りを披露していきます。四組十六人で踊ってくれました。したがって、四人一組で踊ることになります。
ここの棒踊りは出端、棒突き、本踊り、引端から構成されています。出端は、前方から四列縦隊でハナ引きの太鼓にあわせゆっくり入場してきます。なお、入場時は踊り子全員で現代風な歌詞の唄で歌いながらゆっくり入場してきます。それが終わると、隊形を整え棒突きが始まります。
写真は本踊りを踊っているところです。踊りも巧みに前後左右にすばやく移動しながら棒同士が打ち合いになっていきます。本踊りは三回繰り返され奉納されます。本踊りが終わると退場です。ところで、写真には写っていませんが、隊列の前方に太鼓を持ったハナ引きがいます。全体では十七人で、踊りを披露してくれました。
写真は入場です。勇ましく堂々と胸を張っての入場です。これが終わると、棒突きが始まります。 | |
写真は入場が終わり、隊形を整えたあと、棒突きの部分です。三尺と六尺の棒を持っています。これが終わると本踊りが始まります。 |