河内神社の秋季大祭で奉納された上野公民館の皆さんによる棒踊りです。平成23年に23年ぶりに復活された奉納踊りです。ここの棒踊りの特徴は、写真で分かるとおり、飾り付けた槍を持ち鮮やかな衣装姿でワラジを履き、面をつけた導化役が二人いることで、にぎやかな雰囲気を演出しています。
面の導化役は、あちこち動き回り、観客にも近づいて茶化したりします。棒踊りの服装は、頭に白いハチマキとタスキがけ、腰に黒と黄色の帯び、白いズボン下を履き、前は丸に十の字の水色の前掛けをして、足はケハンにワラジを履いています。そして一五〇センチと七〇センチくらいの棒の二種類があります。
本踊りは、二回踊り繰り返されます。踊りも大変勇ましく、男性的で勇敢な踊りです。巧みな動作で、棒同士が打ち合いになり、その時でる音が何とも民族的な響きになっています。
写真一枚目は、鎌に持ち替えての一回目の本踊りです。一五〇センチと七〇センチくらいの鎌同士で踊ってくれました。基本的には、四人一組になっています。
写真は棒踊りの入場です。右肩に棒を担いで、左右に体を振りながら、勇ましく入場してきます。左右に導化役の鬼がおり、棒踊りを盛り上げてくれます。 入場が終ると棒突きが始まります。 | |
棒踊りの棒突きです。棒突きは定位置で、棒を前後に激しく振り回します。左右に導化役の鬼がおり、踊り子と同じ所作を行なったりします。 | |
写真は棒同士による本踊りです。基本的には四人一組で踊ってくれます。本踊りが二回繰り返されると、棒を鎌に持ち替えて、本踊りを繰り返します。 | |
写真は、青鬼です。鬼が飛び出して観衆に近づき、たまには、茶化したりします。そして、ガニ篭には、飴玉などは入っておりくれたりします。 | |
本踊りが終わるごとに、後方から鬼が繰り出してきます。写真は、鎌同士の本踊りの一回目が終わったところです。 | |
鎌同士の本踊りが二回繰り返されると、棒踊りも終了です。最初の入場位置まで退場します。 |
※ 2013年10月20日、南種子町上中河内神社の秋季大祭で、上中上野地域に伝承する棒踊りを撮影したものです。この動画に中には、棒踊りの入場、本踊り、退場などを収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【種子島の郷土芸能:上野地域に伝承する棒踊り平成25年河内神社秋季大祭での奉納踊り】