写真は、島間上中農道沿いから大塚山を撮影したものです。その頂上付近に石塔が建立されているのです。
大塚山の由来は、人名から来ています。大塚様を祀っている山ということに由来しています。
南種子町島間から県道588号線を上り、長谷の国道に出る町道を進むと、島間小学校があります。
さらに進むと向方神社が左に見えるので、神社前の三叉路を右へ行き公民館を過ぎると、大塚山の頂上付近に着きます。
種子島の島主種子島時氏が島内の宗教であった律宗から法華宗に改宗したことで、種子島の各地域で、悲劇が生じています。律宗を守ろうとした人々は、ほとんど殺されています。
島間の地頭であった大塚様も同じで、命令に従わなかったため、生き埋めにされ、さらに竹ノコギリで首を切られ処刑されています。そんな悲惨な最期を遂げた大塚様を、山の頂上付近に石塔を建立し、御霊を供養しています。
上方大久保線大塚山の石塔入口前です。これより右へ大塚山の石塔へ通じています。↑上中・島間港、↓島間小学校・長谷島間線
写真は、大塚山の石塔に通じる細道です。両側には、スダジイの大木が自生しています。石塔は、この先です。
大塚山の石塔です。以前は、8月13日に御霊の供養を行っていたといわれています。
大塚山の頂上付近です。人家や畑があります。また、スダジイの大木がたくさんあり、そのスダジイに寄生するヤッコソウも見られます。