平成21年3月21日(土)、西之表市種子島開発総合センターにて、「種子島民謡ルネッサンス民謡を歌おう会・聞こう会」と題して行われました。種子島に伝承されている伝統芸能、郷土芸能、民謡などを実際に歌っている人や団体などを招いて、素晴らしい民俗芸能に披露していただいたり、そして民謡を歌ってもらい生で楽しもうとするものです。種子島は民謡の宝庫だけど、少子化に伴い、急速に消滅したり、伝承されなくなってきています。哀愁に富んだ種子島の民謡などを再発見する目的もあります。
種子島民謡ルネッサンス民謡を歌おう会・聞こう会は、毎月一回行われます。伝統行事・民謡など興味ある方は、参加されてはいかがでしょうか。なお、参加費としてそのつど500円が必要です。第一回目の今回、南種子町平山郷土文化保存会の皆さんによる「鳥刺し舞い」、「蚕舞い」の披露、そして、元鹿児島大学教授下野敏見先生が来島され、「種子島の民謡について」と題して、特別講演がありました。
写真1枚目は、種子島開発総合センター玄関前です。種子島民謡ルネッサンス 民謡を歌おう会・聞こう会は、毎月一回行われます。前期は8月までとなっています。
種子島開発総合センター前
会長あいさつ
写真2枚目は、石原会長のあいさつです。種子島の伝統芸能など親しみ楽しんでいただきたいなどと話していました。
写真3枚目は、種子島民謡ルネッサンス 民謡を歌おう会・聞こう会には、たくさんの参加者がありました。みんな真剣な眼差しで聞き入っていました。
参加者
下野敏見先生の説明
写真4枚目は、この日のため、鹿児島から来島された元鹿児島大学教授下野敏見先生です。館前の広場で、披露された「鳥刺し舞い」、「蚕舞い」について、説明しているところです。下野先生によると、蚕舞いは、佐渡島、東北の一部、種子島にある舞いで、歌の文句、メロディなどは種子島の蚕舞いが日本一だと話してくれました。
写真5枚目は、特別出演として、南種子町平山郷土芸能保存会の皆さんによる「鳥刺し舞い」です。鳥刺し舞いは、日本中にある舞いだとのこと。トリモチをつかって、小鳥を捕らえる舞いです。平山西之町に伝承されています。
鳥刺し舞い
蚕舞い
写真6枚目は、南種子町平山郷土芸能保存会の皆さんによる「蚕舞い」です。平山西之町の蚕舞いです。詳しくは、種子島の郷土芸能のコーナーをご覧ください。
写真7枚目は、特別講演として元鹿児島大学教授下野敏見先生のお話です。種子島には300くらいの伝統芸能があることや、種子島の民謡など詳しく話してくれました。先生は、ご高齢ですが現在でも執筆中とのこと。種子島の伝統行事、郷土芸能などの第一人者です。
特別講演〜下野敏見先生
参加者
写真8枚目は、ご覧のとおり、多くの参加者で席が埋まってしまいました。民謡指導の中で、全員で「こっちこい」の民謡を歌っているところです。
民謡指導
写真9枚目は、民謡指導ということで、南種子町平山郷土芸能保存会の向井秋雄さん、向井康徳さんのお二人が民謡を歌ったり、指導をしてくれました。最近の若い人は、民謡が歌えないなどと話していました。「めでた節」、「樟脳節」、「こっちこい」などを歌ってくれました。
なお、種子島民謡ルネッサンス 民謡を歌おう会・聞こう会については、種子島開発総合センター(0997-23-3215)にお問い合わせてください。