ふ化したウミガメ
中種子町立岩岡小学校では、毎年8月に「ウミガメ放流」を行なっています。30年以上も前から行なっている伝統行事になっています。平成20年8月21日、夏休みの出校日に近くの長浜海岸で、児童23名によりウミガメ220匹が放流されました。今年はふ化が遅く、予定の8月1日に間に合わなくて21日になったとのこと。
岩岡小学校は、東シナ海に面し中種子町屋久津の県道588号線から少し東に入り込んだ位置にあります。児童は27名で、そのうち4名は留学生です。また、文化面では合唱団もあり、「コールいわおか」のネームで活動しています。長浜海岸は、種子島で一番長い砂浜で約12キロあり、屋久津は長浜海岸の最南端に位置しています。平成20年は、約110頭のウミガメが長浜海岸に上陸しています。
「一目ウミガメを見たい」との連絡もあり、学校外の方もいまして、本物のウミガメを見て感激していました。「ウミガメ放流」については、中種子町立岩岡小学校(0997-27-9501)へお問い合わせてください。学校外の方も見ることができます。
写真1枚目は、ウミガメは四つのタライに分けています。体長は約10センチです。種類はアカウミガメです。オス、メスの区別は、よく見ても分かりません。
写真2枚目は、ウミガメの入ったタライを軽トラックに載せ、子供達が見ているところです。右は、この日まで大事に育ててきた教頭先生です。
ウミガメの入ったタライ
ウミガメふ化場
写真3枚目は、学校の東側に2メートル四方のふ化場を作っています。ウミガメは、一回に100〜150個の卵を産み、60日でふ化するとの説明が記入してあります。
写真4枚目は、写真は、廊下にある黒板で、ウミガメのふ化状況を記録しています。8月6〜16日の10日間にふ化しています。
ウミガメのふ化状況
校長先生のお話し
写真5枚目は、ウミガメを放流する長浜海岸です。校長先生が、ウミガメのふ化状況など子供たちに説明していました。
写真6枚目は、担当の先生が、ウミガメについて説明しているところです。ウミガメは卵を産んだところに再び大きくなったら産卵に来ることを説明していました。
ウミガメのお話し
全員での記念撮影
写真7枚目は、放流する前に、記念撮影です。今回23名の児童が参加しています。留学生4人がいますが、後日留学生には放流させると話していました。
写真8枚目は、子供たちがウミガメを持って放流しようとしています。お互い見比べているところです。ふ化して間もないので、優しく持ってあげないとやわらかいのです。
ウミガメをもった児童
ウミガメ放流
写真9枚目は、最初のウミガメ放流です。写真左が海です。カメを入れたタライですが、海岸において置くと、不思議に海のほうを向いてしまいます。
写真10枚目は、二回目の放流です。ヨチヨチ歩いていますが、時折波が来て一気に海へ流されていきます。
ウミガメ放流
海に向って進むウミガメ
写真11枚目は、海に向って進むウミガメです。慣れない歩きですが、波が来ると転んだり、流されたりして母なる海へ帰っていきました。
放流終了
写真12枚目は、写真は、220匹のウミガメを全て放流し終えたところです。しばらく海を見つめていました。放流したウミガメは大きくなったら、きっとこの海岸に帰ってくるよ。
なお、ウミガメ放流及び留学生の詳しいことは、中種子町立岩岡小学校(0997-27-0241)へお問い合わせてください。