伊勢えび
海のもので、秋の味覚といえば「伊勢エビ」です。平成28年9月1日(木)、種子島近海で、伊勢エビ漁が解禁になりました。これから翌年の4月まで漁が続きます。
9月1日の午前8時に解禁されるので、一斉に自分の好きな魚場に船を出し、えび網を投入します。網の幅は一ヒロ、長さは十五ヒロです。
そして、2日の早朝、魚場に行き、網を引き揚げます。それを漁港へ運び、網に絡んだエビを丁寧に外す作業を行います。網から外した伊勢えびは、小型コンテナに入れ、種子島漁協の収集車が来るのを待ちます。
8時になると、漁協の車が港にやってきてエビを入れたコンテナをせりが行なわれる漁協本所まで運んでくれます。したがって、本所に行かなくても漁協従業員により後のことは面倒見てくれるようになっています。
写真1枚目は、2日の早朝水揚げされた伊勢えびです。ちょうど、食べるにはいい大きさですね。ピチピチはねて、元気な伊勢えびでした。ぜひ、種子島の美味しい伊勢えびを賞味ください。
写真2枚目は、西之表市住吉深川です。岩場付近に、えび網を仕掛けます。そして、2日の早朝引き揚げます。
仕掛けたえび網
網を引き揚げる
写真3枚目は、2日の早朝、前日に仕掛けた網を引き揚げます。写真は、下能野漁港近くです。
写真4枚目は、引き揚げた網は、港に運び船上で、丁寧に慣れた手つきで、えびを外します。これが結構大変な作業です。
伊勢えびを網から外す
網の整理
写真5枚目は、網には、海老だけではなくて、地魚なども引っかかっています。外した後、網を整えます。
写真6枚目は、初日にしては、漁は悪かったと話していました。手分けして魚などを外す作業を行います。
手分けして魚などを外す作業
伊勢えびの分別作業
写真7枚目は、漁協では、入荷された伊勢えびは、大きさごとに分別されます。
写真8枚目は、分別された伊勢えびを計量します。そのあと、コンテナごとに生けすに入れて入札を待ちます。
軽量する
生けすの中の伊勢えび
写真9枚目は、生けすの中の入札を待つ伊勢えびの中の大きさです。これくらいが一番美味しいとされます。
入札状況
写真10枚目は、午前9時から入札開始です。キビナゴ、トッピー、そして、伊勢えびの順で入札が行われ仲買業者に落札されていきました。
なお、今回取材した港は、住吉漁港です。4つの船にお邪魔させていただきました。ありがとうございました。
※ 2016年9月1〜2日、種子島の西之表市で旬の味覚伊勢えび漁が解禁され、水揚げされるようになった模様をダイジェストで紹介しています。この動画の中には、漁船からのえび網の投入、投入された網及び浮き球、漁船からのえび網の引き上げ、網からエビの取り外し作業、収穫した伊勢えび、漁協での分別及び軽量作業、入札状況などを収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。