沖で網を仕掛け準備OK!
第二次世界大戦中、中種子の子供達は、現在の薩摩町に疎開しています。その縁で中種子町は薩摩町と姉妹都市を結んでいます。2009年7月22日、今世紀最大といわれる皆既日食が種子島でも見れるということで、そのプレイベントとして2008年7月19日〜22日まで「種子島を遊びつくす4days」のなかで、2008年7月20日中種子町熊野海岸で地引き網体験が行なわれました。参加したのは、中種子町内の小中学生、そして、薩摩町から参加した小中学生の皆さんです。薩摩町との交流事業で、初めて行われた地引き網体験です。薩摩町の参加者は町内から39名、中種子町の参加者は町内から43名の総勢82名の子供たちが地引き網を行ないました。
地引き網が行われた場所は熊野海岸です。熊野海岸は、寝食された岩屋や海岸線が美しいことで、種子島でも有名な観光スポットになっています。夏は、自然レクレーション村において、海水浴やキャンプもできる海岸です。そして、地引き網は、午後2時から漁港の西側の海岸で行なわれ、沖合いに船が出て網を仕掛けることから始まりました。準備が整うと、浜にいる子供たちが一斉に大きな掛け声をかけながら、網引きを行ないました。網を引いてから約15分、大物の魚の入った網が姿を現し、子供たちからは、大歓声が起り、砂浜に笑顔が漂っていました。山の子供たちと海の子供たちの自然豊かな熊野海岸での地引き網体験は、子供たち同士のふれあいを深め、心の中に残る素晴らしい体験ができたと思います。
地引き網体験後は、自然レクレーション村に戻り、キャンプの準備などを行い、キャンプファイヤーやバーベキューなどを楽しんだと聞きました。そして、薩摩町の子供達は、21日午前中は長浜海岸へ行き、砂でウミガメなどを描いていました。その模様を写真12枚掲載しています。
写真1枚目は、地引き網の場所は、熊野漁港の西側の砂浜で行われました。午後2時前に沖合いへ網を投げ入れ網引きの準備を行ないました。写真は、その準備ができ子供たちに網引きのロープを渡すため、浜に近づいているところです。
写真2枚目は、午後2時過ぎ、子供たちが掛け声をかけながら、力いっぱい網を引いていました。写真は、東側の網引きです。
いざ、地引き網の開始!
笑顔で、がんばれ!
写真3枚目は、西側の網引きの様子です。みんな笑顔で楽しそうに引いていました。網引きを始めて5分経過しています。
写真4枚目は、網引きを始めて8分後の様子です。かなり引いていますので、網引きも終盤です。錘のついた網を、下になるように慎重に引いているところです。
慎重に網を引く
網引きも終盤へ
写真5枚目は、網引きを始めて14分後の様子です。網の中を魚が動き回っています。なかには、ジャンプして逃げ出す魚もいました。
写真6枚目は、期待が高まるなか、見事に大物もかかっていました。関係者もホッとひと安心したことでしょう。写真で大きい魚は、スズキではないかとのこと。ボラによく似た魚ですが、注意深く見ると、違いがあります。
大物もゲット!
こりゃ大きいぞ!
写真7枚目は、子供たちの歓声が響く中、魚を取り上げていました。スズキのほか、ボラ、アジ子、エバなどたくさんかかりました。うれしそうな子供たちです。
写真8枚目は、大きなスズキをかかえた子供です。大物を手にして、笑顔いっぱいでした。
この魚、重たい!
こんな小さい魚も!
写真9枚目は、左手には、エバ(平アジ)を持ち、右手には小さな珍しい魚を持っています。珍しい魚に子供たちが近寄っているところです。
写真10枚目は、大物のスズキを抱えている子供です。落とさないようにしっかりとつかんでいました。いかにも重たそうです。
わー、重たい〜!
網の片付け!
写真11枚目は、地引き網の片づけをしているところです。網引きからすでに27分が過ぎています。
砂で、ウミガメを描いたよ!
写真12枚目は、薩摩町の子供たちが、21日午前中長浜海岸で、ウミガメの砂像を作ったものです。丁寧に描いていました。このあと種子島を後にしています。
なお、地引き網体験に関することは、中種子町役場社会教育課(0997-27-1111)へお問い合わせてください。