会長あいさつ
中種子町屋久津長浜海岸で、平成20年度中種子こども体験活動促進事業「親子キス釣り大会」が行われました。長浜海岸は、種子島で一番長い砂浜の海岸で約12キロあります。大会が行われた場所は、長浜海岸の南側に位置しています。また、付近ではサーフィンもできるポイントとして知られています。小学校、幼稚園者が対象になっており、8校86名の参加がありました。
今年で4回目を迎えた「親子キス釣り大会」です。キスを釣る場合、針につけるエサは一般的に生きたゴカイを使います。中種子町には、種子島で唯一ゴカイの養殖場があります。もちろん、今回開かれた大会のエサに、地元のゴカイが使われています。また、長浜海岸は時期になると、多くのウミガメが産卵に来る海岸としても知られています。自然豊かな長浜海岸で、キス釣りを体験することで親子のふれあいを深め、子供の健全育成の目的で行われています。
大会は、午後1時から4時まで行われました。この日の潮汐は「若潮」、午後4時ごろ満潮を迎えます。したがって、上げ潮で釣ることになりいい状態でしたが、西よりの風でやや波立ち、全体的には、あまりコンディションは良くなかったようです。開会式が終ると、いよいよポイントに移動し、約500メートルの砂浜に散らばっていきました。この日、釣果の最も良かったのは、海岸の南端部でサーフィンするポイント付近でした。
写真1枚目は、育成連絡協議会徳永会長のあいさつです。長浜海岸は、自然豊かで今年は110頭のウミガメも上陸したことや親子のコミュニケーションをとりながら怪我などしないように釣りを楽しんでくださいなどと述べていました。会長のあいさつの後、これからのスケジュールや注意事項などの話がありました。
写真2枚目は、家族単位にエサの配布です。もちろん、キス釣りの定番のエサの生きたゴカイです。中種子産のゴカイです。
エサの配布
いざ、準備開始
写真3枚目は、エサを受け取ると、各自釣れそうなポイントに陣取り、親子で仕掛けを作っていきます。子供も親も真剣そのものです。写真の付近は、長浜海岸の南端部です。ず〜と先は県道588号線です。
写真4枚目は、長浜海岸の南端部から少し北にあるポイントです。この付近では数は多くなかったけれど、ポツポツ上っていました。早く、釣れないかなぁ〜。
竿だし
お父さんから手ほどき
写真5枚目は、長浜海岸の南端部付近です。お父さんがしっかり、竿の投げ方など手ほどきしていました。
写真6枚目は、お見事!、付近で最初にキスをゲット。大きくて綺麗なキスでした。思わず、笑顔が出ました。この日は、ここ付近が一番多く上ったポイントでした。
最初にゲット!
続いてゲット!
写真7枚目は、竿を出して、約30分くらい経過した午後2時ごろ、付近で次々とキスが上りました。お見事、上手!
写真8枚目は、次々にキスが上る中、見事ダブルでキスが掛かり、大満足。お見事でした。
お見事、ダブルでゲット!
思わずにっこり!
写真9枚目は、キスを釣り上げて、思わずニッコリ!。この日の優勝者でした。大人顔負けの腕で、10匹を釣り上げました。
写真10枚目は、キス以外にもこんな魚も釣れました。地元では、ヤマトビなどと呼んでいます。少し骨が固いのですが、から揚げにすると美味しい魚です。
こんな魚も!
キスがいっぱい!
写真11枚目は、優勝した家族のクーラーの中です。型のいいキスがたくさん入っていました。さすが!。
表彰式
写真12枚目は、表彰式の様子で、野間小学校2年生の古田さんが第一位でした。徳永会長から賞状と副賞を手渡されたところです。この日、会長も脱帽でした。
ところで、キスは「シロギス」と呼ばれ、スズキ目キス科の魚です。北海道の南部以南の浅い砂浜の海底に生息しており、初夏に産卵を迎えます。平均的なサイズは、20センチくらいです。一般的には、単に塩焼きで食べるのが、一番美味しいでしょう。また、天ぷらやフライもグッドです。釣り方は、2〜3の枝針を付けた天びん仕掛けの投げ竿で遠投して釣ります。遠投したら、小さなシャクリをくり返しながらリールを巻き上げ当りを待ちます。
なお、「親子キス釣り大会」については、中種子町役場教育委員会(0997-27-1111)へお問い合わせてください。