ハマ(破魔)

コマを転がして今年の吉凶占う

ハマ祈祷場(八幡様)
【撮影場所】
鹿児島県西之表市現和西俣
【撮影日時】
2019年1月13日(日)/9時53分〜10時39分
【行事場所】
西之表市現和西俣地域
【行事時期】
毎年一月十五日前後、午前十時半より
【アクセス方法】
西之表市街地から県道75号線、広域農道を経由すること、約10分で西俣公民館です。

【行事の説明】

西俣地域に伝承されている「ハマ行事」です。毎年一月十五日前の日曜日に、午前十時半より西俣神社隣のハマ祈祷場(八幡様)で、集落民が集まり行われています。

ところで、ハマ行事は「ハマ祈祷」、「町祈祷」とも呼ばれ、種子島の各地域で行われています。地域によっては、「先祖祈祷」とも呼んでいます。悪魔を退治し、地域の繁栄、安泰、無病息災などを祈る行事です。現和西俣では、弓、矢、駒の三つで、今年の吉凶を占っています。十時になると神主により神事が行われます。関係役員は、祈祷場前に正座していますが、そのほかの関係者はその後方にいます。神主の祈祷、祝詞の奏上、関係者の玉ぐし奉納などを行い神事が行なわれます。写真一枚目は、ハマ祈祷場です。お供え物、玉ぐし、お神酒、旬の野菜、旬の魚、餅、塩、そして、弓矢、駒、辻札の竹などです。

神事が終わると、いよいよ今年の吉凶占いが始まります。神社に向って左が矢、右が弓で、弓から駒を転がします。駒は約10センチです。駒を転がす回数は三回です。ちゃんと受け止めた場合は、吉で豊作です。外してしまった場合は、凶、或いは判断不能です。今年は、しっかり受け止められませんでしたので、「凶」となりました。

吉凶占いが終わると、隣の氏神で宴会が行われます。そして、最後に「めでた節」を全員で合唱し、ハマ行事がすべて終了です。なお、地域の境界などに竹の辻札を差して立てます。

祭壇に積まれたお餅 写真は、祭壇に積まれたお餅です。各家から集められたものです。120数個です。
祝詞の奏上 写真は、祝詞の奏上です。西俣地域の安泰、安全、繁栄などを自然とともに読み上げていきます。
関係者による玉ぐし奉奠 写真は、関係者による玉ぐし奉奠です。玉ぐしを奉納し、地域の発展、安泰などを祈願します。
破魔に使う道具 破魔に使う道具です。弓矢、コマを使います。なお、弓は引くことはありません。コマを留めるために使用します。
吉凶占い 吉凶占いです。左方向矢で、右が弓です。弓から「年頭の通りハマ、ハマ」という掛け声を出して、コマを転がしていき、手前の矢で駒を受け止めます。
今度は矢がコマを持ち、「年頭の帰りハマ、ハマ」という掛け声を出しながら、コマを転がして、弓が受け止めます。これをくり返し吉凶を占いきます。三回行うとハマ行事が終わりです。
氏神様へのお参り 吉凶占いが終わると、神社内での宴会です。その前に、氏神様へのお参りです。
神社でのナオライ 神社内での宴会です。その前に、役員によるあいさつがあります。地域住民への感謝や協力のお願いなどです。そのあと、乾杯です。しばらくの間、宴会が行われ、そのあと、めでた節を全員で唄います。神社でのナオライのあと、公民館で再び宴会があります。

※ 2019年1月13日(日)、西之表市現西俣で行われたハマ行事を紹介しています。この動画の中には、ハマ祈祷場(八幡様)での神事、弓矢とコマを転がしての吉凶占い、当人のコメント、神社でのナオライなどを収録しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

種子島の伝統行事:西俣のハマ行事コマを転がして吉凶占い2019年

 

※ 2014年1月12日、西之表市現西俣で行われたハマ祈祷を撮影したものです。この動画の中には、ハマ祈祷場での神事、吉凶占い、神社でのナオライなどを収録しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

種子島の伝統行事:西之表市現和西俣のハマ祈祷

 
 

【過去の画像】

ハマ祈祷場での祈祷 2014.1.12
ハマ祈祷場での祈祷 2014.1.12
2014.1.15〜