ヤートセー〜おくめ口説

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静かで優雅な手踊りが楽しめるヤートセー

おくめ口説〜本踊り
【撮影場所】
鹿児島県南種子町島間向方神社
【撮影日時】
2015年10月18日(日)/13時05分〜13時13分
【奉納場所】
南種子町島間岬八幡神社、向方神社
【奉納時期】
隔年11月15日(岬八幡神社)、10月中旬(向方神社)
【アクセス方法】
南種子市街地から国道58号線を下ること、約15分で岬八幡神社に着きます。

【踊りの説明】

島間田尾地域に伝承されている郷土芸能のおくめ口説(ヤートセー)です。一般的にヤートセーは口説踊りと言われています。種子島の中で、特に、南種子町は全域に伝承されています。個人的にも大変好きな手踊りでもあります。

男性踊り子の服装は、黒地の衣装姿が基本になっています。手ぬぐいのハチマキをして、色鮮やかなたすきがけ、そして黒足袋でワラジを履いています。一方女性の踊り子は、頭にハチマキ、そして鮮やかな色のたすきがけ、そして鮮やかな衣装姿で艶やかさがひときわ目立っています。

ヤートセーは出端、本踊り、崩し、引端から構成されています。出端は太鼓や鉦を鳴らしながら二列縦隊で、歌いながら次第に二重円の隊列になっていきます。太鼓三人、鉦二人、小鼓二人は内側の円で、両方共に時計方向に前進しながら本踊りを踊っていきます。一節唄うごとに「ヤートセー」の掛け声が出てくるのが大きな特徴です。

写真は本踊りの様子です。「ヤートセー」の掛け声が出ているところです。ヤートセーも地域によって、ずいぶん踊り方に違いが見られます。「ヤートセー」の掛け声が出たときに、内側あるいは外側を向き、左手を垂直に曲げ、そのとき右手を水平に左ひじに添える踊る瞬間は出てきません。他のヤートセーと大きく違う部分です。内側を向き合い、両手を軽く水平に伸ばす仕草です。または、手のひらを合せることも地域によってはあります。

踊りに派手さはありませんが、静かで優雅な手踊りです。女性も混在しているので、色気のある手踊りを楽しませてくれました。特に女性の踊りは、艶やかさの中にも哀愁も感じられ、しとやかな雰囲気に思わず引き込まれてしまいます。

内周の鳴り物の太鼓 写真はおくめ口説の入場です。二列縦隊で、円形になりながら踊る隊形に整えます。
内周の鳴り物の鉦 写真は本踊りの内周の鳴り物の太鼓です。このあと、太鼓を高く上げて叩きます。そのとき、「ヤートセー」の掛け声が出ているときです。外周の踊り子は、次の瞬間、前進を一時止めて内側を向き合い両手を軽くやや下から両手を伸ばす仕草に移ります。
外周の踊り子 写真は外周の踊り子です。両手で軽く曲線美を描くように手が動きます。簡単なようで、これがうまく出来るかで、上手、下手が決まるといってもいいでしょう。この後、内側を向き、ヤートセーの掛け声を出します。
外周の踊り子 写真は、外周の踊り子です。ヤートセーの哀愁あるポイントです。内側を向き、両ひざを軽く曲げて少し後ろに倒すような感じで、このあと、両手をさっと、まっすぐ伸ばすヤートセーの中でも最も好きな瞬間です。
両手を軽くやや下から押し伸ばす仕草に移行する場面 踊る方向でも前進を一時止めて、両手を軽くやや下から押し伸ばす仕草に移行する場面です。ヤートセーのなかで最も哀愁に満ち溢れる瞬間を迎えます。
両手を軽くやや下から押し伸ばす仕草に移行する場面 おくめ口説の隊形です。外周の踊り子は、時計方向に、内周の鳴り物は、反時計方向に移動しながらの踊りです。

※ 2015年10月18日、南種子町島間向方神社の秋季大祭で奉納された田尾地域に伝承する「ヤートセー(おくめ口説)」を撮影したものです。この動画に中には、ヤートセーの出端、本踊りを収録しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

種子島の郷土芸能:ヤートセー おくめ口説 向方神社秋季大祭での奉納踊り2015年田尾地域

※ 2013年11月15日、南種子町島間御崎八幡神社の秋季大祭で踊られた田尾地域に伝承する「ヤートセー(おくめ口説)」を撮影したものです。この動画に中には、ヤートセーの出端、本踊りを収録しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

種子島の郷土芸能:南種子町島間田尾地域に伝承するヤートセーおくめ口説

 

【過去の画像】

ヤートセー〜本踊り 2011.11.15
ヤートセー〜本踊り 2011.11.15(岬八幡神社境内にて)
ヤートセー〜本踊り 2007.11.15
ヤートセー〜本踊り 2007.11.15(岬八幡神社境内にて)
2015.10.21〜