浦田漁港は、西之表市街地から県道581号線を下ることおよそ25分です。浦田漁港の北側に別荘地があるので、ちょうどその西側の瀬です。ここの瀬は、岩場が高くないため波をかぶりやすいので注意が必要です。したがってよほど慣れていないと危険が伴う釣り場です。近場で大物も上がりやすく地元でも人気があります。少々波がありサラシができないと、クロは釣れないでしょう。
真冬はフカセでクロを、初夏には平ガニでモハミを狙います。浅いのが少し難点で、釣り人の中には、遠投することもあります。
運よく獲物が掛かった瞬間に出会うことができました。竿が大きくしなっているのが分かると思います。
ババグレがヒットしているのです。クロ以上に引きが楽しめるのですが、地元ではあまり当にする人はいません。どちらかというと、釣れたら嫌ってしまいます。
約2分間のやり取りが続き、おじさんもひと安心していました。
ババグレがヒット!!
釣り上げたババグレです。全般的に白っぽくてうす青みがかった色をしています。種子島でも数多く釣れる魚のひとつです。
ババグレを釣っても喜んだりはしません。しばらく、放置されるのです。クーラーボックスの中を見せていただきましたが、スズメダイなどたくさん釣り上げていました。
なお、ババグレは塩焼きで食べると、おいしい魚です。クロに比べると、少々独特の臭いがするのが特徴です。この臭いで、好き嫌いがはっきりしてきます。
足の裏サイズのババグレ
この瀬は、上の瀬より右に位置します。浅いのが難点です。
コマセと仕掛けは瀬の北側真下に投入してください。ウキが左側に流れることが最低の条件です。
沖に小さな瀬が点在しています。仕掛けが引っかからないようにご注意ください。冬はクロ、初夏はモハミ狙いがいいでしょう。
干潮から満潮にかけて釣るのがいいでしょう。瀬が低いので高波に十分気をつけることです。
瀬が低いので高波に注意!
この瀬は、上記の瀬より南側にあたります。漁港を過ぎ、雑木林を走るとすぐ左に海岸に出る道があるので分かりやすいです。
海岸に出たら、右側にこの瀬があります。写真で分かるとおり、干潮時に瀬に渡り、干潮時に陸地に帰ってくる条件が必要です。
写真中央の瀬で釣ることになります。渡り用の木切れがあるので、それを利用してください。瀬も高くはないので、大波に注意してください。
釣り人に聞いてみたら、昨夜の9時ごろ瀬に渡り、明け方から釣ったとのこと。ちなみに40センチくらいのクロを仕留めたと聞きました。この日は釣りにちょうどよい波が押し寄せていました。
そして、サラシが程よくできていましたので、条件が良かったと思います。釣り終えて、干潮を見計らって、陸地に帰る途中の様子です。この瀬には何回か通っているとのことでした。別荘地周辺では、ここが一番の瀬でしょう。
良型のクロが狙える瀬