熊野神社の由来は、享徳元年(一四五二年鉄砲伝来の九十一年前)、第十代島主種子島幡時公が、平素から崇拝していた紀州(和歌山県)熊野権現に詣でて、小さな小石を御分霊として請うて帰り、島内の地熊野山中に点祀したのが始まりです。その後、周辺に豊受神社、恵美寿神、霧島神社等を八ヶ所に配祀して八所権現、八方神と称し本社を守護しているといいます。
今年は、熊野神社鎮座五百五十五年を迎えての記念秋季大祭です。通年、神社境内での郷土芸能の奉納は、「寺おどり」ですが、今年は「大踊り」、「棒踊り」、「源太郎踊り」、そして「浦安の舞」が公開されました。
お神楽である「浦安の舞」は、巫女の舞とも言われています。神楽の舞ですので、ゆっくりした優雅な舞です。「浦安の舞」は、扇舞と鈴舞から構成されています。写真一枚目が「扇舞」です。ゆっくりした静かな舞を披露してくれました。
写真二枚目は鈴舞です。黄金色の鈴を持っての静かな舞です。ちょうど鈴を鳴らした直後のものです。鈴舞が終わると、お神楽も終了です。 |