ホナガイヌビユ

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ホナガイヌビユさとうきび畑
ホナガイヌビユさつまいも畑
【 特   徴 】
ホナガイヌビユは、ヒユ科の植物で、原産地は不明ですが、古代農耕(稲作栽培)とともに伝来した史前帰化植物の一つとされています。日本にはすでに江戸時代には入っていたとされています。通常、畑の縁付近、あるいは、中にまで生えていることが多いです。やや中型の雑草です。種子島ではさとうきび畑やさつまいも畑でよく見かけます。
【 除草方法 】
畑の中で、生えている数が少なければ、花を咲かせる前に、人手で引き抜いて除草したほうが確実です。土手付近は、刈払い機で、簡単に除草できます。
除草剤を使用する場合は、畑地用のものを使用し、広葉雑草に効果のあるものを使用し、生育期間に散布するのが適度とされています。
さとうきび⇒2,4-D「石原」アミン塩、プリグロックスLなどを使用します。
【 除草剤一口メモ 】
2,4-D「石原」アミン塩除草剤の特徴
・ホルモン型、吸収移行型の除草剤で、雑草の茎葉や根から吸収され、体内を移行して生理的な障害を与えて枯死させます。
・選択性の除草剤で、広葉雑草には効果が高く、イネ科雑草には効果がありません。
・土壌の温度が高いほど効果が高く、効果の持続期間は約20日です。
さとうきび畑での使用基準は、畑地一年生広葉雑草及び畑地多年生広葉雑草に効果があり、植付後又は株出管理後30日以降、雑草生育期(草丈30cm以下)ただし収穫90日前までの期間に使用し、散布回数は2回までとなっています。

2015.7.12〜