カッコウアザミ
- 【 特 徴 】
- カッコウアザミは、通常は、畑の土手・縁付近、及び中でも見かけます。土手付近では群生し、畑の中では、群生というよりは、グループを成して点在していることが多いです。
写真1枚目は、さとうきび畑で群生している状況です。ほとんどのきび畑でこのカッコウアザミが勢力を広げています。大型の雑草で、ベニバナボロギクに次いでの存在です。
写真2枚目は、さつまいも畑のものです。
- 【 除草方法 】
- 通常は、土手付近に生えているので、払い機で除草すれば処理できます。種子島の農家で多く使われている根を枯らさない除草剤のプリグロックスを使うと土手や畔が傷むことがありません。畔間の除草については、根まで枯らすプリグロックスiQを使うと効果的です。
なお、種子島では作物によって、使用される除草剤が指定されています。平成28年度栽培ごよみで確認してください。ちなみに、さつまいも畑では、土壌処理ではデュアールゴールド、茎葉処理ではバスタ液剤、プリグロックスLなどが使用できます。
- 【 除草剤一口メモ 】
- 除草剤には、根まで枯らすものと根は残すものとがあります。畑の土手付近の除草には、根まで枯らさない薬剤を使うと、土手が弱くなって崩れたりすることがありません。
一方、畔間の除草には、根まで枯らす薬剤を使うと、効果的な除草が期待できます。除草する場所によって、上手に使い分けることも必要です。
2016.12.2〜