メヒシバ
- 【 特 徴 】
- 畑の雑草の中で、やや大型で群生する雑草といえば、このメヒシバを指すくらいです。種子島の畑で必ず見られる雑草です。古代農耕(イネの栽培)とともに渡来してきた史前帰化植物の一つです。ここ種子島では、ホトクリとも呼ばれているものです。やさしい言葉に聞こえますが、繁殖力が強く、油断したり、放置したままにすると畑一面に群生することもあります。
農家泣かせの手の焼ける代表的な雑草です。
- 【 除草方法 】
- とにかく、刈り取りを行う必要があります。生育期間を過ぎると、一年草ですので、枯れるまでそのままにしておき、きびを収穫するしかありません。収穫後、管理機などでたたいて処理します。
すでに生育期間を過ぎているので、除草剤は使用できません。翌年も必ず生えてくるので、群生する前に対策が必要です。
除草剤を使用する場合は、農耕地用のものを使用し、イネ科に効果のあるもので生育期間に散布するのが適度とされています。さつまいも畑では、生育期間はポルトフロアブル、ナブ乳剤などです。さとうきび畑では、アージラン液剤、プリグロックスLなどです。平成28年度栽培ごよみで確認してください。
2016.12.5〜