ツルラン
草花・植物の諸データ
- 【 科・属名 】
- ラン科エビネ属の多年草
- 【 和名・別名・学名 】
- 鶴蘭／ツルラン、Calanthe triplicata
- 【 撮影日時 】
- 2015年(平成27年)8月22日(土)/9時04〜26分
- 【 撮影場所 】
- 鹿児島県西之表市内山中
- 【名前の由来】
- 花の形が鶴の模様に似ているため付けられています。
生態状況
真夏の暑い時期に、種子島の山の中で、ツルランが満開を迎えています。ツルランは、雑木林あるいは、杉林で日陰のやや湿っぽい場所で、オナガエビネとともに自生しています。
ツルランは、絶滅危惧植物に指定されており、種子島はツルラン自生の北限にあたります。
場所によっては、背丈も50センチを超える見事なツルランも見ることがあります。
ツルランの花期は、7〜8月です。日当たりの悪い杉林の中で、純白の華凜な花がひときわ目立ちます。
純白の花の中央付近にオレンジ色の突起があります。花は、象げ色に変色しているものもあります。
オナガエビネに比べて、自生はほんとに少ないです。よほどの環境がないと、見る機会がないでしょう。
花が咲いていないと、オナガエビネと区別が全くつかないほど葉の形も同じです。葉は、長さ20〜 50センチ、幅は8〜15センチの長楕円披針形です。
場所によっては、オナガエビネと混ざって咲いていることもあります。高さは、30〜 80センチで、花茎の先端部に総状花序をつけ、白い花を多数つけています。
2024年(令和6年)8月4日(日)、西之表市内の山中で、花茎の上部に総状花序をつけ白い花を咲かせたツルランの開花風景を紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【ツルラン 真夏の暑い時期花茎の先に総状花序をつけツルの形に似た白い花を咲かせた開花風景令和6年 AIナレーション案内 - 種子島の植物】
2021年(令和3年)7月30・31日(金・土)、西之表市内の山中で、花茎の上部に総状花序をつけ白い花を咲かせたラン科エビネ属の多年草で絶滅危惧植物ツルランの美しい開花風景を紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【ツルラン 夏に花茎の上部に総状花序をつけ白い花を咲かせた2021年開花風景〜種子島の自然】
2020年(令和2年)7月23・24日(木・金)、西之表市内の山中で、花茎の上部に総状花序をつけ白い花を咲かせたツルランの美しい開花風景を紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【ツルラン 夏に花茎の上部に総状花序をつけ白い花を咲かせた開花風景〜種子島の自然】
2013年(平成25年)8月22日(木)、西之表市内の山中で、真夏に華麗な花を咲かせたツルランの美しい風景を収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【種子島の山中で真夏に華麗な花を咲かせたツルランの美しい風景 鶴蘭 Calanthe triplicata】
- オナガエビネ - 四季折々の草花