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短歌&絵画・電子オルガンで悠々人生

赤尾木城文化伝承館月窓亭で、鮫島トシさん(97歳)と榎本純子さん(84歳)の絵画や短歌を展示した「181歳の2人展」が、平成25年4月7日から20日まで行われました。

鮫島トシさんは、西之表市榕城中目に住んでおられます。毎日、愛猫とともに起床し、朝食は、自分で作り、必ずお味噌汁を食べています。朝食を済ませると、日課である庭いじりを行います。

榎本純子さんは、西之表市古田中之町にお住まいです。野間小学校、住吉小学校の先生を歴任され、熊毛美術協会に入会もされています。好きな絵画は、女学生のころから始めています。

その181歳の2人展を写真と動画で紹介しています。

なお、「181歳の2人展」の講座についての詳しいことについては、赤尾木城文化伝承館月窓亭(0997-22-2101)にお問い合わせてください 。

榎本純子さん

榎本純子さんです。この日、月窓亭に訪れた人たちと、和やかに展示された絵画のことなどをお話されていました。

鮫島トシさんプロフィール

好きな花の手入れを欠かさず草取りを行います。これを長年続けると、雑草も庭に生えてこなくなると話されています。そして、昼食を済ませると、好きな短歌や読書を夕方まで行います。好きな短歌は、30歳のころ兄に教えられ、以来、毎月、10首を大本教機関紙「木の花」に投稿し、60年間続けています。モットーは、「他人の悪口を言わんことでござり申す。母から小さいときに教えられた」とのことです。

榎本純子さんプロフィール

毎朝、7時に起床し、自分で食事も作っています。仏様の礼拝が終わると、電子オルガンを弾きます。その後、庭の様子を見て回ったり、近所の家に行ったりして遊んだりします。昼食後、好きな絵をかいたり、歌ったりします。夕食後も歌を歌ったり、弾いたりして一日を過ごしています。娘たちから、CDや歌集が送られてくるのが楽しみと話されています。また、家の中には、描いた絵でいっぱいとのことです。

テーブルの上に置かれた写真類

テーブルの上に置かれた写真類です。鮫島さん、榎本さんの若い時の写真もありましたよ。

榎本さんの絵画

榎本さんの絵画です。ご主人がいたときに描いたもので、「かごからこぼれそうになっている」とご主人に言われたと話されていました。それほど動きのある描写ができていたんでしょうね。

作品を見入る訪問者

鮫島さんが描いた「一生感動一生青春」を見入っている訪問者です。

鮫島さんの短歌

鮫島さんの短歌です。「農事終へ帰りし庭に野りんだう 吾を待たずに花を閉じをり」、「納得のゆかぬ事あるも老いたれば 文句言わずに若きに従ふ」、「中秋の優しき風の肌に沁む 庭に萩の小花散り敷く」とか。

榎本さんの花や自然を描いた絵画

榎本さんの絵画は花や自然を描いたものが多い中で、人物を描いたものもありました。力強くて、そして優しさが伝わってきますね。

榎本さん80歳代の時の絵画作品

榎本さん80歳代の時の作品の一部です。圧倒的に花などの絵画が多かったです。

榎本さん60歳代の時の絵画作品

榎本さん60歳代の時の作品の一部です。描いた絵は、ほとんどが頭の中でイメージしたものだと話されていました。

お二人ともますますお元気で、短歌、絵画など大いに楽しんでいただきたいですね。

※ 動画の中には、月窓亭での榎本さんの絵画作品、鮫島さんの短歌作品、そして、会場の様子などを収録しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

種子島の話題:赤尾木城文化伝承館月窓亭「181歳の2人展」

【撮影場所】
鹿児島県西之表市赤尾木文化伝承館月窓亭
【撮影日時】
2013年4月20日(土)/13時30分〜15時02分
2015.7.2〜