赤尾木城文化伝承館月窓亭で、種子島の民俗学の第一人者である元鹿児島大学教授下野敏見先生をお迎えしまして、種子島の各地に分布する聖地ガロー山についての講座が開かれました。
これは、月窓亭の試みとして、民俗学と観光をどのように生かしていくかという取り組みを行おうとするものです。
種子島は、民俗芸能の宝庫といわれています。その民俗芸能を生かした観光への更なる発展につなげて行こうとするものです。
平成24年3月29日(木)、午後1時から月窓亭のボランティアスタッフが集まり、下野先生の種子島のガロー山などの講座に熱心に興味深く聞いていました。その下野民俗学講座の模様を掲載しています。
なお、「下野民俗学講座「種子島の聖地ガロー山信仰を訪ねる旅」」の講座についての詳しいことについては、赤尾木城文化伝承館月窓亭(0997-22-2101)にお問い合わせてください 。
民俗学者の下野敏見先生です。先生は、中種子高等学校に在籍していた頃、種子島中を単車で駆け巡り、種子島の民俗学を取材し、本も出版され、種子島の民族の第一人者として、今もなお、ますますご健康で、ご活躍されていらっしゃいます。
赤尾木城文化伝承館月窓亭入口です。
床の間に飾られたおひな様の写真です。
西之表市役所観光アドバイザイーの鮫島さんです。下野先生を紹介されているところです。
下野先生の講座の前に、3月10日と11日に「下野先生と巡る種子島北部史跡ツワー」が行われていました。そのときに、種子島高等学校放送部も同行取材し、その二日間の模様を、六分間に編集したものを視聴しているところです。
進行役の月窓亭スタッフの上別縄さんです。今日の講座の案内を話されているところです。
月窓亭ボランティアのメンバーの講座参加者です。資料を見ながら、真剣に話を聞き入っていました。
ところで、ガロー山とは、どんなものなのかというと、一口で言うならば、「みだりに立ち入ってはいけない神聖な地」のことをいいます。
下野先生によれば、種子島の各地に、ガロー山と呼ばれる数は、175もあると話されていました。今後、月窓亭では、種子島の神聖な地として、「聖地」という言葉が注目を浴びている中、月窓亭を起点にして、これを観光ツワーに結び付けようと知恵を出し合っています。