平成29年2月28日(火)、西之表市赤尾木城文化伝承館月窓亭にて、種子島のひなまつりを撮影させていただきました。
種子島のひなまつりは、女の子が誕生して初めての節句の日は、夜は親類縁者がお祝いにやって来るので、主婦は早朝からすばとうことになります。
お客は、ダーという花や餅で飾ったお膳を持って集まってきます。床の間には、鹿児島の市で買った土人形(東郷人形・帖佐人形)が飾られ、床の間には、ダーが並べられ、親類が多かった家では、ダーが座敷いっぱいになったという。
ダーは中央に大根を10センチほど切ったものを置き、それに季節ごとの花を刺して飾ります。その周囲には、紅白の菱餅、丸もち、緑色のよもぎ餅、美しい着物の反物などを並べます。
美しく飾ったダーの前で、娘が美しく、器量よく、健康に育つことを祝って、深夜まで酒盛りが行われていたという。
そのひなまつりを写真と動画で紹介しています。
なお、種子島の昔のひなまつりの詳しいことは、赤尾木城文化伝承館月窓亭(0997-22-2101)にお問い合わせてください。
月窓亭の床の間に飾られた種子島の昔のひなまつりです。中央にダー、その奥に土人形、左に反物、右に羽子板などが置いてあります。
昔の種子島のひなまつりです。このような光景は、大正時代まで続いていたといいます。
ひな壇の右にある羽子板です。
写真は、土人形です。素朴で美しい人形です。
写真は、山の井様です。ダーの飾りつけをしています。ちなみにダーとは、お膳のことです。大根の花びんが特徴です。
※ 2017年2月28日、西之表市赤尾木城文化伝承館月窓亭の床の間に飾られた種子島の昔のひなまつりを紹介しています。この動画の中には、ひな壇のダーの飾りなどの説明、見学者、ひな壇の飾りなどを収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【赤尾木城文化伝承館月窓亭種子島の昔のひなまつり美しく飾ったダー!】