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絶滅危惧指定になったウナギも獲れたよ!

宮瀬川でふな汲み

宮瀬川でふな汲み

平成26年6月14日(土)、南種子町立茎南小学校PTAによる恒例の「ふな汲み」が行われました。

茎南小学校では、「かしこく、やさしく、たくましく」を校訓に掲げ、積極的なPTA活動を行っています。宇宙留学制度も実施しており、さまざまな体験活動の充実を図っており、二十年以上前から学校近くを流れる宮瀬川を堰き止めて貯まった水を排水し、ウナギやダクマなどを獲る「ふな汲み」を行なっているものです。

茎南小学校西側の広大な水田の中を流れる宮瀬川が今回のふな汲みの場所です。茎南小学校児童30名による「ふな汲み」の模様を掲載しています。

保護者は、早朝から水門ゲートのある宮瀬川で準備を行いました。子供たちは12時ごろ集合し、先生からふな汲みするときの注意事項を教わったりしました。

写真1枚目は、今回ふな汲みをする場所です。手前が宮瀬川の河口方向です。河口からおよそ2キロの地点です。ここで、左右に分流しているのです。

保護者、先生たちは、早朝から準備に取り掛かっていました。クレーン車を用意したり、排水ポンプを回す発電機を用意したり、ふな汲みは大掛かりな活動です。写真2枚目です。

早朝から準備

早朝から準備

約200メートルの区間

約200メートルの区間

上流の橋付近で堰き止めます。ここからおよそ200メートルです。満潮の時間帯ですので、かなり水量も多くなっています。写真3枚目です。

上流の橋から写したものです。付近一帯水田地帯です。宮瀬川は茎永の水田には欠かせない大切な川なのです。写真4枚目です。

上流の橋の上から写す

上流の橋の上から写す

網を取り付ける

網を取り付ける

潮が下がると同時に、獲物が逃げてしまうので、水門に網を仕掛けておきます。その網の取り付け模様です。写真5枚目です。

9時30分ごろから、上流を堰き止めます。大きい袋に土が入ったものをクレーンで下ろして、堰を作ります。ポリビニールを敷き詰めて水漏れを防止します。写真6枚目です。

上流の堰き止め

上流の堰き止め

排水開始!

排水開始!

10時過ぎから排水開始です。2台のポンプで水を抜き取ります。水路が長いので、かなり時間がかかります。写真7枚目です。

事前に仕掛けておいたものに大きなウナギが入っていました。そのウナギを代わる代わる手に持って喜ぶ子供たちです。写真8枚目です。

ウナギを持つ児童

ウナギを持つ児童

川沿いに多くの人

川沿いに多くの人

水が引くのを道から見つめています。早く、引いてくれないかな。子供たちは、早く川の中に入りたくてたまらないのです。写真9枚目です。

先生が、子供たちに川の中での注意事項を教えているところです。川の中には、たくさんの川草のヒシが生えています。この根には、尖った実がついているので、この実に触らないようと注意していました。写真10枚目です。

先生が子供たちに川の中での注意事項を教えているところ

ヒシには注意!

子供たちが上流に向かって歩いている様子

上流へ移動する

上流から水が引いてくるので移動します。各自、掬い網やバケツなどを持っています。朝は、曇っていましたが、昼前からよく晴れてきまして、暑かったです。写真11枚目です。

楽しいふな汲みです。すくい網で、丁寧に掬い獲物を獲ります。主な獲物は、ダクマ、びっちょ、鯉、うなぎなどです。写真12枚目です。

川の中で網で掬う児童

網で掬う

重機を使って掘り起こす

重機を使って掘り起こす

重機を使って、泥を掘り起こします。ウナギやダクマがたくさん獲れました。ここまで、やるんですよ。獲れたウナギの中には、胴体が二つに切れたものもいました。重機のパケットで切られたんですよね。写真13枚目です。

大きなはさみのダクマもたくさん獲れました。獲れたダクマを触っているところです。たくさんだね。写真14枚目です。

獲れた多くのダクマ

獲れたダクマ

ウナギを持つ児童

このうなぎ大きいでしょう!

獲れた大きいウナギを握り、ガッツポーズです。今、話題となっているニホンウナギですよ。う〜ん、大きい!!写真15枚目です。

ウナギも獲れたし、ダクマも獲れたし、大収穫でした。子供たちの表情が明るくて、和気あいあいの内に無事ふな汲みも終わりとなりました。写真16枚目です。

全員での記念撮影

記念撮影

獲れたたくさんのうなぎ

獲れたうなぎ

獲れたウナギは、茎永研修センターで手分けしてさばかれました。子供たちへはうな丼です。白焼きにしたり、骨はそのまま揚げたりと、捨てるものはありません。写真17枚目です。

獲れたダクマは、塩煮にされました。塩煮のコツは、ダクマは相当水を含んでいます。水を入れずに、塩を適度にまぶし、そのまま火をかけるのがミソのようです。なお、ニガダケは湯がいてあり、軟らかくなっています。写真18枚目です。

ダクマとニガダケ

ダクマとニガダケ

うなぎを煮る

うなぎを煮る

子供たちにはうな丼が振舞われるのです。獲れたてのうなぎをさばき、白焼きにしたものを砂糖醤油の中で煮込みます。茎永美人のお母さんたちが手塩をかけて料理してくれるのです。写真19枚目です。

写真20枚目は、子供たちに振舞われたうな丼です。今年は、8名の宇宙留学生が茎南小学校には在籍しています。都会では味わうことができない手作りの天然ウナギを使ったうな丼です。美味しそうでしょう。

うな丼

うな丼

みんなでウナギを種る

みんなそろっていただきま〜す

夕方、茎永研修センターで反省会が行われました。関係者のあいさつのあと、乾杯で、食事や宴会となりました。子供たちは、うな丼が美味しいと口に出しながら食べていました。写真21枚目です。

なお、ふな汲み及び留学制度等については、南種子町立茎南小学校(0997-26-7631)へお問い合わせてください。

※ 2014年6月14日(土)、南種子町立茎南小学校PTA活動「ふな汲み」を撮影しダイジェストとして収録しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

種子島の学校活動:茎南小学校「ふな汲み」ダイジェスト

【撮影場所】
鹿児島県熊毛郡南種子町茎永宮瀬川支流、茎永研修センター
【撮影日時】
2014年6月14日(土)/8時23分〜18時15分
2014.6.15〜