ドライヤーの送風で発電確認
平成29年2月20日(月)、西之表市立榕城小学校理科教室で、6年を対象にした風力発電理科教室が行われました。
これは、NPO法人コスモ学院による支援を受けて、蔵前理科教室不思議ふしぎくらりかのボランティア活動によって実施されたものです。
「くらりか」は、東京工業大学OBで構成されているグループです。最近理科離れが進んでいることに、理科工作や実験を通して興味を持ってほしいと全国の学校などを回っています。
榕城小学校は、明治9年に開校し、今年で創立138年目を迎えています。学校は、種子島当主の居城だった赤尾木城跡にあり、当時を偲ばせる石垣が今も残っています。そして、校庭には樹齢450年を超えるアコウの大木があります。
榕城小学校6年1組による風力発電理科教室の模様を写真と動画で掲載しています。
写真1枚目は、風力発電ユニットが完成しました。写真は、ドライヤーの送風で、羽根を回して、LEDが点灯するかの確認です。大丈夫です。しっかり、点灯しています。
写真2枚目は、今回使用する材料とペットボトルのキャップです。モーター、銅箔、配線、穴クリップ、風車、コンデンサ、粘着アルミ箔、LEDなどです。今回、交通費、教材費なども含めて、NPO法人コスモ学院の支援で実現できています。
材料
風力発電ユニットの完成品
写真3枚目は、講師は、蔵前理科教室不思議ふしぎくらりか東京工業大学出身の剱持克夫さんです。全国の学校などを駆け回り理科に興味を持ってほしいとボランティアで活動されています。そのほか一人サポーターがいます。
写真4枚目は、今回の理科教室では、風力発電機を作り、LEDを点灯させることと蓄電器(コンデンサ)に発電した電気を貯めて、LEDと風車を回すことを体験します。
理科教室
蔵前理科教室不思議ふしぎくらりか
写真5枚目は、蔵前理科教室不思議ふしぎくらりかは、東京工業大学卒業生の集まりです。みんながより理科好きになるようにとの思いで、ボランティアで活動されています。
写真6枚目は、最初の作業は、牛乳パックにペットボトルが入るようにそこから10センチの高さに切り取る作業です。
牛乳パックの切り取り作業
テープの切り取り作業
写真7枚目は、テープの切り取りです。はさみを使っての作業です。これは、電線の接続部分に使用します。
写真8枚目は、羽根を作ります。予め、切り抜き線、折り線が入ったものを切り取る作業です。切り取りが終わると、定規を使って、羽根を折ります。そして、中心部に穴をあけて、最終的にモーターの軸に差し込みます。
羽根を作る作業
モーター軸に羽根をつける作業
写真9枚目は、モーター軸に羽根をつけている作業などです。根気と丁寧な作業が必要です。
写真10枚目は、ペットボトルのキャップの上に両面テープを貼り、その上にモーターを取り付けてビニールたーぷで固定しています。取り付けたモーター軸に羽根を取り付けた状態です。よく出来ていますよ。
羽根を取り付けた状態
コンデンサを取り付ける
写真11枚目は、ターミナルに電気を貯めるコンデンサ(蓄電器)を取り付けている状況です。
コンデンサをチャージ
写真12枚目は、ドライヤーの送風で、羽根を回して、コンデンサをチャージしました。そして、送風をやめて、LEDやモーターが回るかの確認です。羽根が回転しているので、ユニットは、バッチリ成功でした。
なお、風力発電理科教室の詳しいことは、西之表市立榕城小学校(0997-22-0010)へお問い合わせてください。
※ 平成29年2月20日(月)、西之表市立榕城小学校理科教室で、6年1組を対象にした「風力発電機を作ろう」の工作体験の模様を紹介しています。この動画の中には、牛乳パックの加工、羽根の加工、ターミナルの加工、回路の接続、発電確認、蓄電確認、児童の感想などを収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【種子島の学校活動:榕城小学校風力発電機を作ろう工作体験くらりか】