1. ふるさと種子島>
  2. 西之表市の情報>
  3. 種子島アートプロジェクト流木編

流木で作った作品を展示

2009年秋、台風8号の接近で大きな被害のあった台湾から、流失したといわれる大量の流木が種子島近海に流され、そして、海岸に打ち揚げられました。それと同時に、種子島、鹿児島、屋久島間に運航している高速船が、10日以上も欠航するなど島民の生活、交通、経済に大きな影響を与えてきました。

海岸に打ち揚げられた大量の流木に衝撃を受け、また、回収された流木の処理に、各自治体は頭を抱える結果となりました。回収された流木の無料引取りなどを行ってきましたが、いまだに海岸には大量の流木が残されたままになっています。

しかし、流木による被害を吹き飛ばそうと、地域の振興を前向きに取り組む団体も出てきました。スポーツ団体や西之表市商工会の青年部が中心となり、流木を使ったスポーツ大会の実施や流木を使ったアートデザインの製作手がけています。

今回、元気いっぱいの種子島を取り戻そうと、島外からの応援や若手芸術家たち、そして、市民が一体となり流木による、モニュメント、メダルの製作を行っています。このプロジェクトには、西之表市内の幼稚園、保育園も参加しています。製作された作品は、西之表市内商店街、松浦金物店内、榕風亭敷地に2月1日から2月14日まで展示されていました。その作品を紹介しています。

なお、種子島アートプロジェクトについては、西之表市商工会(0997-22-1141)にお問い合わせてください。

流木で飾られたアートデザイン

西之表市西町の松浦金物店に、流木を使って飾られていたアートデザインです。製作した作品は、希望者には販売も行っていました。

曲がりくねった流木作品

このアートデザインも松浦金物店に展示されていたものです。曲がりくねった小さい流木を使って製作していました。前向きに考えると、色々なものに表現できるものですね。

流木を輪切りにした手作りメダル

このメダルは、西之表市内榕城幼稚園の園児による、流木を輪切りにした手作りメダルです。世界にひとつしかない流木のメダルです。どれもこれも、力作です。

動物のモニュメント

松浦金物店の隣の敷地に製作した動物のモニュメントです。流木を使って、動物園に仕上げていました。製作するのも大変だったことが伺えます。

動物の流木作品

手前には、キリン、ワニなどの動物が見えています。遠くにはゾウやキリンなどもあります。手前は国道58号線です。

流木作品

大小の流木を使って、色々の動物に見立てて、製作してありました。展示期間は、14日まででしたが、その後はどうなっているか分かっていません。

【撮影場所】
鹿児島県西之表市西町松浦金物店、榕風亭敷地跡
【撮影日時】
2010年2月14日(日)/13時27分〜13時30分
2014.3.1〜