西之表市古田中央公民館横の道路は古田発電所線です。公民館横から水力発電所までの区間約4.5キロです。途中、御田橋を過ぎ150メートルほど行くと、そこから、屋久川林道の起点となります。
昭和46年ごろまで、川脇川の豊富な水量を利用して出力60キロワットの水力発電を行っていました。子供のころからその発電所の場所は、遠足の場として利用されてきました。また、川遊びも盛んに行われ、川エビ取りや泳いだりしてきたものです。
大人になってからも発電所跡地まで散策に行ったりもしてきました。しかし、平成13年9月2日の西之表豪雨により、懐かしかった屋久川林道は、大きな損害を受け、復旧工事が行われてきました。
現在は、昔に比べ、道路改善工事により、コンクリートの部分が増えていますが、周囲の風景は今もなお残っています。しかし、川の中の状態は、豪雨によって、大量の石などにより昔あった深みはほとんど消滅しています。
今もなお、気が向いたらその林道を歩いて、発電所跡地まで散策を楽しんでいます。平成27年3月20日、天候はあまり良くなかったのですが、春の川脇川を散策してみました。
屋久川林道の起点付近から撮影したものです。西之表豪雨によって山肌が見えるほど崩落したものです。この時期は、山桜が満開になっています。
川脇川です。写真中に堰が見えています。灌漑用水に利用されています。昔、この付近はダクマ取りに最適の場所でした。
この付近は、西之表豪雨で相当被害を受けていました。これより先、ダムによって堰き止められていましたので、昔は深みになっていました。
発電用取水ダムは、写真左です。道からも越流する水の音が響いてきます。
古田水力発電所跡地前の風景写真です。左にその建屋があった場所です。現在は風化により倒壊しています。川には、橋があったのですが豪雨によって破壊されています。
写真は、水力発電用の取水ダムです。写真右に取水口があります。通常は、すべて越流しているのです。
写真は、取水ダムから少し下った地点です。写真右に導水路が見えています。この付近は、遠足の場としてきていました。
写真は、川沿いにある炭焼窯跡です。今回初めて炭焼窯跡がいくつか残っていることに気づきました。
川脇川沿いは国有林です。ほとんどが雑木林です。そのほか、杉林もあります。
西之表豪雨によって大きな被害を受けていましたが、現在は、どうにか通行できるようになっています。道沿いの山桜がきれいです。
昔は、悪路で狭い道でした。写真右は、単車による人身事故があった付近です。
川の中に、センダンが生えている場所です。桜がきれいです。
導水路の中で唯一、トンネルが存在しその出口がこの先にあるものと推定されます。
林道沿いには、あちこちにクワズイモが群生しています。川沿いでは特に、根が奇妙に曲がっているものがあります。
水力発電所跡地まではすぐ近くです。道沿いでは、アブラギリの群生があります。
道沿いには、唯一ミカンの木があります。この付近は以前、大荒れており通行困難な場所でした。川の中を歩いたものです。
夏みかんでしょうか?たくさん実をつけていました。
写真は、水力発電所跡地の少し下流側から上流側を撮影したものです。発電所跡地は写真右です。
※ 2015年4月5日、西之表市古田中央公民館前から古田水力発電所跡地まで歩き撮りしたものです。自然音を収録しています。
【種子島のふるさと情報:古田水力発電所跡地まで歩く!自然音収録前編】
【種子島のふるさと情報:古田水力発電所跡地まで歩く!自然音収録中編】
【種子島のふるさと情報:古田水力発電所跡地まで歩く!自然音収録後編】
※ 2014年4月29日、古田水力発電所跡地への屋久川林道道沿い風景を撮影したものです。