種子島の海のもので、初夏の味覚といえばナガラメです。種子島では、トコブシのことをナガラメと呼んでいます。
令和3年5月1日(土)、種子島でナガラメ漁が解禁されました。これから8月20日まで漁が続きます。
なお、解禁といっても一般人には関係なく、ナガラメ漁をする人たちだけの話です。したがって、一般の人たちのナガラメ採取は禁止ですので、ご注意ください。
ナガラメは、種子島の各近海でたくさん水揚げされていますが、年追うごとに減少傾向が続いています。種子島でいうナガラメは、北海道南部から台湾にいたるまで広範囲に分布するアワビの仲間です。
ここは、西之表市現和田之脇です。漁師が使うくしです。使い始めて3年のくしです。これでナガラメを獲ります。
今年で、85歳になるベテランの漁師です。昔から素潜りでナガラメ漁をしてきました。そのせいで、耳が遠くなってしまったそうです。ウェットスーツを着て、お元気に漁をしました。
組合員によると、昔最盛期では、20キロくらい獲れていたこともあったという。昔の良き時代のことも思い出しながら、漁をしたいと話していました。
浅川漁港周辺です。この日、小潮で、ほとんど潮が引いていません。この日、4名が漁をしました。
ここは、浅川漁港周辺です。この周辺で漁をします。また、漁港内でも量をします。
ここは、田之脇港周辺です。穏やかな状況の中で、漁をします。なお、漁は12時30分ごろまで行われます。
田之脇で採捕されたナガラメです。6センチ以下の物は、採捕しません。また、大きいバジョウナガラメは、除外します。煮たりすると、小さくなるという。
浅川で採捕されたナガラメです。今年も期待できそうな大きさではありましたが、とにかくナガラメが少ないので、今年も2日くらいで終わるのではないかと話していました。
5月3日(月)、種子島漁協に水揚げされたナガラメです。この日、10キロ前後が入札にかけられました。
入札前に、仲買業者が手に取って、ナガラメの状態を確認します。殻を見て、きれいな状態か見分けています。また、身が詰まっているか、細かい部分までチェックして入札に臨みます。
午前9時よりセリが始まり、最初ナガラメの入札から開始されました。仲買業者が各自の木札に金額を記入して、落札を決めます。入荷が少なく高値で落とされていました。
※ 2021(令和3)年5月23日(日)、西之表市住吉地区壁石海岸及び上能野海岸で素潜りでのナガラメ漁、採捕したナガラメ漁民の様子及び漁民の感想などを収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【住吉地区ナガラメ漁始まる!種子島の初夏の味覚令和2年5月23日】
※ 2021年5月2日(日)、西之表市現和田之脇、浅川でのナガラメ漁、漁に使う使うくしの道具、海の状態コメント、採捕したナガラメ、漁を始める前の漁師の様子及び感想などを収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
※ 2021年5月3日(月)、種子島近海で獲れるナガラメ(トコブシ)が解禁になり、5月3日(月)に種子島漁協で入札・セリが行われました。その初セリの模様をダイジェストで紹介しています。この動画の中には、種子島漁協でのナガラメの計量、かごの中のナガラメ、揚場に並べられた魚、仲買人のナガラメ下見、セリの模様、セリ中のかごのナガラメなどを収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。