このみやじょう

家の幸福と繁栄を祈って歌い祝う行事

このみやじょう
【撮影場所】
鹿児島県西之表市伊関浜脇地域内
【撮影日時】
2018年1月14日/17時107分〜19時08分
【行事場所】
西之表市伊関浜脇地域
【行事時期】
毎年一月十四日、午後六時より
【アクセス方法】
西之表市街地から県道76号線、591号線を下ること約30分で、浜脇神社につきます。

【行事の説明】

川迎地域に正月行事として伝承されている「このみやじょう」です。毎年一月十四日の午後六時から行なわれます。川迎地域の小・中学校子供会で行われています。なお、青壮年も協力しています。

ところで、このみやじょうは、種子島の各地域で実施されている正月行事です。一月十四、十五日の小正月に行なわれ、蚕のまゆににせた四角に切られた切り餅をやなぎやコヤスギの小枝にさし、門木や家の中の柱に飾って蚕の豊作を祝います。

子供たちは、このみやじょうの歌を歌い、門ごとに祝ってこのみやじょうをもらいます。現在は、各家を訪れることはなく、浜脇神社、伊関神社、お寺、伊関公民館、浜脇公民館、伊関小学校の6か所で行われます。そして、浜脇公民館では、防災無線で各家に放送が流れます。このみやじょうを歌い、その家の幸福と繁栄を祈って祝います。合唱が終わると、祝いもちを頂いて帰るのです。最近は、祝いもちの代わりにお菓子や、果物、ご祝儀などを頂くことが多くなっています。

このみやじょうの歌は読み上げるだけで、比較的簡単です。また、このみやじょうに先導役の「ハナ引き」はいません。全員で歌っていきます。このみやじょうの当日は、浜脇神社に集合します。

さて、写真一枚目は、破魔輪時神社でのこのみやじょうが始まる前の状況です。この地域のこのみやじょうは、紅白の餅だけではなくて、黄色の切り餅も差していることです。これがほかの地域にない、大きな特徴です。そして、浜脇神社社守が拝殿の中で待っています。

浜脇神社 このみやじょうの最初の場所の浜脇神社です。子供会、地域PTAのみなさんが集まってきます。
このみやじょうを唄う このみやじょうの歌は、比較的早口で歌います。この間、神社では社守が静かに聞いています。
社守から祝い餅やお菓子などをもらう このみやじょうを歌い終わると、社守から祝い餅やお菓子などをもらいます。
このみやじょう〜切り餅をいただく もらったこのみやじょうを手にした児童が、「このもちゃー、まゆのいしよりかとうなろうござろうララーンララーン」と返答して、このみやじょうが終了します。
切り餅を取り去ったこのみやじょうの小枝を投げ捨てる 公民館でのこのみやじょうが終わると、切り餅を取り去ったこのみやじょうの小枝を「しゅうしゅうめんこ、しゅうめんこ」と言って、薮の中に投げ捨てます。これが終わると、公民館の中でナオライです。
このみやじょう〜子どもたちの食事 このみやじょうが終わると子供たちには、カップめんが振舞われます。そして、保護者は頂いた切り餅、お菓子などを分配します。
浜脇伊関の皆様、今回ご丁寧な対応に感謝しています。子供会の益々のご発展を祈っています。
 このみやじょう

おっけいもうすか おっけいもうすか 年々頭のお祝い申しあげ申す
  これから申す 門から申す
やー これのお家は いくくのお家と 見かけ申し候
 さだめしこのみや 祝うておじゃるは 六十九回のこのみやじょうよ
 ますます先に あやをあえ にしきを広め
やー とくとうませて これよりゃ東の あさいらいの峠のケンケン鳥のめんどりを
 右におもえば 左の朝日に おっとり合わせて
 一羽がいすくえば 千枚すくう
 二羽がいすくえば 二千枚すくう
 三千枚のこだねを 祝うて集めて
 はるごになったときゃ つんぶらこと申す
 つんぶらこのなったときゃ ハイライライと申す
やー ふしにおきろば はいのじゅの みさーるばーるごまを
 ゆめにみてさえものゆきのもと ましてゆらゆらじゅうの駒から ララーンララン
 やはじゅうのくかいの あまかもきらわん つゆかもきらわん
 赤まゆ白まゆ はがしたもうれ 母じょう様から ララーンララン

このもちゃー まゆのいしよりかとう なろうござろう ララーンララン

※ 2018年1月14日、種子島の西之表市伊関浜脇地域に伝承する正月行事「このみやじょう」の模様を紹介しています。この動画の中には、浜脇神社、お寺、伊関神社、各公民館、防災無線でのこのみやじょう、このみやじょうの切り餅を取り去った小枝の投げ捨て、浜脇公民館でのナオライ、児童の感想などを収録しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

種子島の伝統行事:伊関浜脇のこのみやじょう何と切り餅を取り去った小枝の投げ捨て!

 
2018.1.16〜