熊野神社の秋季大祭で奉納された熊野地域の皆さんによるひょうたん踊りです。ひょうたん踊りは、中種子町や南種子町の各地域に伝承されている郷土芸能です。
鳴り物は、太鼓二人、、入鼓二人、、鉦二人の六人。腰にひょうたんを下げた外周の浴衣姿の踊り子が二十人の合計二十六人で披露してくれました。ひょうたん踊りは、どこの地域も一重円で、中心部に鳴り物が配置されたものがオーソドックスな隊形となっています。地域により、身に着けている衣装に大きな特色があります。
ひょうたん踊りは、関西方面から昔伝承されたのではないかと言われています。歌詞に関西地区の地域名などが出てきます。ひょうたん踊りは、地域により歌詞も少しずつ違いがありますが、金山節により踊られています。一般的に約十分ほどの踊りで、ヤートセーにも少し似ています。ひょうたん踊りは中踊りに属し、出端、本踊り、崩し、引端の部分から構成されています。
写真一枚目は、本踊りの後半部分です。一重円の隊列で、時計方向に移動しながら踊っていきます。しかし、移動距離は半周くらいです。ひょうたん踊りは、かなり腰を低くして踏ん張る踊りですが、ここのひょうたん踊りでは低い体制は出てきません。こっけいな民族衣装など哀愁に満ち溢れている郷土芸能を楽しませてくれました。
写真二枚目は、ひょうたん踊りの出端です。踊り子は、腰を低くして、踏ん張ったり、後ずさりしたり、回転したりと色々な仕草をします。全員の入場が終わると、一礼のあと本踊りが開始されます。 | |
写真三枚目は、ひょうたん踊りの本踊りです。円形の隊列で踊っていきます。中心部には、太鼓や鉦の鳴り物がいます。踊り子は外周を時計方向に少しずつ移動しながら踊っていきます。 | |
写真三枚目は、ひょうたん踊りの崩しです。崩しは、大変短い踊りで、本踊りになかったものを踊ります。このとき、移動はほとんどありません。 | |
写真四枚目は、ひょうたん踊りの引端です。鳴り物に合わせて、一列で退場していきます。 |
※ 2012年11月23日、中種子町熊野神社秋季大祭で奉納されたひょうたん踊りを撮影したものです。この動画に中には、ひょうたん踊りの入場、本踊り、退場を収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。