平成28年11月19日(土)、西之表市赤尾木城文化伝承館月窓亭にて、月窓亭おんがく会と題して、「武家屋敷で奏でる和楽器と明治音楽の調べ」が、明治維新150周かごしま文化力向上提案事業として行われました。
プログラムは、第1部は、箏と尺八として、本蔵理恵さんによる箏演奏、福田井山さんによる尺八演奏、琴と尺八の二重奏、第2部は、種子島民謡として、立山地区に伝わるカシミル号遭難の歌、第3部は、上川路龍聲さんによる薩摩琵琶の演奏、第4部は、みんなで明治唱歌を歌おうとの内容です。
その月窓亭おんがく会の模様を写真と動画で紹介しています。
なお、武家屋敷で奏でる和楽器と明治音楽の調べの詳しいことについては、赤尾木城文化伝承館月窓亭(0997-22-2101)にお問い合わせてください。
写真は、第2部での尺八と箏の二重奏です。最後に、種子島民謡の「こっちこい」を演奏してくれました。こっちこいの音域は広くて、大変でしたと尺八の福田さんは演奏が終わって話されていました。
月窓亭の入口階段です。この日、竹灯籠を両側に配置して、幻想的な雰囲気が出ていました。
正門をくぐると、種子島家の屋敷だった月窓亭です。日が暮れるころになると、灯りで、人のシルエットが浮かび上がってきます。
庭に設置された組竹灯籠です。和楽にふさわしい雰囲気を竹灯籠の温まる灯りが印象的でした。
ステージ右の和紙灯りです。素朴な雰囲気がありますね。
写真は、第1部、本蔵理恵さんの箏演奏です。写真は、「六段のしらべ」です。そのほか、「さくら変奏曲」、「庭の千草」、「里の秋」などを楽しませてくれました。
写真は、第1部での福田井山さんの尺八演奏です。ポピュラーと童謡とか演奏してくれました。その中で、涙そうそうも聞かせてくれました。
この日、会場には、多くの音楽ファンが参列しました。そして、あまり聞く機会のない和楽器の演奏に聞き入っていました。
写真は、第2部での種子島民謡「カシミル号遭難の歌」を歌ってくれた小倉さんです。小学校の頃劇で、歌ったそうです。遭難、発見、遠見、救援、別離、慕情を歌ってくれました。
写真は、第3部での上川路龍聲さんによる薩摩琵琶の演奏「小敦盛二段一部」です。源氏の武将と敦盛の首がはねられる聴きどころを聞かせてくれました。
写真は、薩摩琵琶の演奏です。秋の夜長に、琵琶の胴体から出るバチの音が響き渡りました。
写真は、上川路龍聲さんによる和楽器天吹(てんぷく)の演奏です。尺八の原型といわれています。済んだ高い音が魅力的です。センペサンという曲を演奏してくれました。
※ 2016年11月19日、種子島の西之表市赤尾木城文化伝承館月窓亭で、武家屋敷で奏でる和楽器と明治音楽の調べの音楽会の模様をダイジェストで紹介しています。この動画の中には、夕闇の中の月窓亭の風景、箏の演奏、尺八の演奏、箏と尺八の二重奏、薩摩琵琶・天吹(てんぷく)の演奏、カシミヤ号の歌、全員合唱の故郷の空、紅葉、ふるさとを収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【種子島のふるさと情報:月窓亭武家屋敷で奏でる和楽器と明治音楽の調べ】