平成28年5月7日(土)、種子島開発総合センターにおいて、市内の子供たちを対象とした伝統文化こども教室が行われました。
これは「地炉(囲炉裏)の会」が主体となり、お年寄りとのふれあいを通して、種子島の昔の行事や伝統・民話などを楽しく学ぶことを目指しています。
今回は、「春の草花で遊ぼう」と題して、カラスノエンドウやヒメヒオウギズイセン、そして、ツバキの葉を使って草笛やいけばななどを作って遊びました。
ぢろの会は、毎月第1土曜日、午前9時30分〜、種子島開発総合センター鉄砲館で行っており、どなたでも参加できます。参加料は無料ですが、講座によっては材料代が必要な場合があります。
なお、春の草花やぢろの会の詳しいことについては、種子島開発総合センター鉄砲館(0997-23-3215)にお問い合わせてください。
こちらは、思い思いに生けた草花の花びんを持っての記念写真です。
鎌田さんの昔語りお話です。熱心に聞き入る子供たちでした。
鮫島さんによるショウブとよもぎのお話しです。家の軒下に菖蒲の葉を刺して置いたりしていた。菖蒲には魔除けの力があるとされ、古くから宮廷儀式だったものが、庶民にも伝わり、行われるようになっています。菖蒲のほかに、ヨモギの葉も一緒に刺されていました。
こちらは、花を生ける花瓶の準備です。色紙などを使って、花びんを飾り付けます。
花瓶や花の準備をする間、子供たちは、草笛を作ったりして遊びました。写真は、ツバキの葉やカラスノエンドウの実を使った笛です。カラスノエンドウは、さやの中の実を取り除いて作り、ツバキは若葉を使い、丸めて作ります。
写真は、地元でいう「ピーピー草」です。正式には、ヒメヒオウギズイセンです。外の葉を一枚ずつ剥ぎ取り、最後に1枚だけ残し、吸いながら笛を吹きます。高くて小鳥のような音が出てきます。
草花で作るいけばなを作るため、好きな草花を選びます。5月になると、生け花に利用できる花も多いのです。
身近な道端の草花で作るいけばなです。見栄えがいいように生けていきます。
完成した道端の草花で作ったいけばなです。上手にできていますね。
※ 2016年5月7日(土)、種子島開発総合センターにおいて、市内の子供たちを対象とした伝統文化こども教室の模様をダイジェストで紹介しています。この動画の中には、昔話、花びんの準備、屋外での草笛つくり、草花のいけばな作りなどを収録しています。
【注意】動画の中に字幕が「ヒメヒオウギアヤメ」とありますが、「ヒメヒオウギズイセン」の間違いです。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。