ウミガメの採卵
平成27年5月29日(金)、中種子町立岩岡小学校春の一日遠足でウミガメ採卵を行いました。
岩岡小学校では、毎年8月に「ウミガメ放流」を行ない、昭和54年から始まり、30年以上続いている伝統行事です。
5月にウミガメの採卵を行い、学校のふ化場で育て、8月に放流を行っています。採卵には、1〜4年生13名が参加しました。
ところで、岩岡小学校では、特認通学制度・山村留学制度も取り入れており、平成27年度は、5名の留学生が地元の児童とともに学んでいます。そして、特色ある学校をめざし地域とともに児童の健全育成活動を行っています。
春の一日遠足の中で行われたウミガメの採卵の模様を写真と動画で掲載しています。
写真1枚目は、ウミガメの卵を掘り出しているところです。子どもたちが代わる代わる入れ替わりピンポン玉くらいの卵を割らないように慎重に掘り出しました。全部で128個の卵でした。
写真2枚目は、屋久津衣之平線岩岡小学校前通りです。小学校東門です。
岩岡小学校前通り
岩岡小学校
写真3枚目は、岩岡小学校ウミガメふ化場前から校舎を撮影したものです。ふ化場は、この後方右です。
写真4枚目は、学校の北側にある平畑線を通って、長浜海岸まで歩きます。
海岸まで歩く
海岸を歩く
写真5枚目は、学校を出て、約15分で海岸に到着しました。快い風が吹き、穏やかな天気に恵まれての遠足でした。
写真6枚目は、今回、ウミガメ採卵を行うポイントです。5月28日に卵を産んだばかりです。少し高い場所にありました。
採卵を行うポイント
スケジュール説明
写真7枚目は、海岸に到着すると、子供たちに今日のスケジュールを説明します。海岸清掃、カメの卵掘り、砂浜での遊びなどです。
写真8枚目は、子供たちによる海岸清掃活動です。ウミガメが産卵にくるためには海岸をきれいにしておく必要があります。結構海岸にはいろいろなごみがありますね。
海岸清掃活動
ウミガメの卵を掘り出す
写真9枚目は、海岸の清掃が終わると、いよいよウミガメの卵を掘り出します。ポイントの下約60センチまで掘って卵を探します。
写真10枚目は、写真は、砂浜での自由な遊びです。貝殻などを使って、造形を1時間楽しみました。なお、午前9時59分に口永良部島が爆発的噴火をおこし、ここ長浜海岸でもその爆発音が約6分遅れで聞こえてきました。そして、噴火72分後の噴煙です。
海岸で自由な遊び
造形した貝殻タウン
写真11枚目は、砂浜での自由な遊びで造形した貝殻タウンです。子どもたちには、色々な発想が出てくるんですね。
写真12枚目は、お昼近くまで海岸で過ごしました。遊んだあとは、学校に帰ります。仲良く手をつなぎ、歌いながら歩いて行きました。
学校に帰る
学校の中庭でのお昼ごはん
写真13枚目は、学校の中庭でのお昼ごはんと休憩です。写真左は、小学校正門です。門を通ると左に掲示板があります。5・6年生は修学旅行中です。
写真14枚目は、ふ化場での卵を砂の中に戻します。深さは60センチほどです。なお、砂の環境温度によって、ウミガメの性別が決まるといわれています。128個を無事ふ化場に入れました。元気に育ってほしいですね。
ふ化場で卵を砂の中に戻す
記念撮影
写真15枚目は、無事ふ化場に入れ終ると、記念撮影です。元気に育つようにと子供たちが声を出しました。なお、ウミガメの放流は、夏休み期間中に行われます。
なお、ウミガメの採卵や留学制度の詳しいことは、中種子町立岩岡小学校(0997-27-9501)へお問い合わせてください。
※ 2015年5月29日、中種子町立岩岡小学校春の一日遠足の中で行われたウミガメの採卵の模様を紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【種子島の学校活動:岩岡小学校春の一日遠足『ウミガメ採卵』ダイジェスト】