丸鍋の撹拌作業をする子供たち
平成29年2月8日(水)、西之表市立伊関小学校児童が、沖ヶ浜田の黒糖工場で学習と黒糖づくりの体験を行いました。
種子島では、手作りの黒砂糖が作られており、種子島を代表する特産品です。沖ヶ浜田にある手作り黒砂糖工場では、毎日5〜6トンのサトウキビから500〜600キロの手作り黒砂糖を作っています。
沖ヶ浜田の黒糖は、テレビでも取り上げられ、全国的に有名になっています。その黒糖工場を学習したり、作業のお手伝いなどをして黒糖づくりの体験をしました。
伊関小学校は、明治15年啓明小学校として創立、その後、明治20年に伊関簡易小学校として改め、昭和34年に伊関奨学会(カシミア号乗組員救助によるアメリカからの謝金による設立)の一部補助により建てられた校舎も平成24年に新校舎が完成し、52年の歴史に幕を閉じています。
「いきいき せいいっぱい きょうりょく」を校訓に掲げ、「カシミヤの心が育つ伊関っ子」をキャッチフレーズに、勉強や運動に頑張っています。また、特認通学制度や潮騒留学の募集も行っています。
その黒糖工場での学習や体験作業などを写真と動画で掲載しています。
写真1枚目は、丸鍋の撹拌作業を子供たちが体験しました。撹拌の仕方を教えてもらい上手に行っていましたよ。
写真2枚目は、沖ヶ浜田の黒糖工場です。子どもたちがここで体験作業を行いました。なお、工場は、左にもあります。
沖ヶ浜田の黒糖工場
小型圧搾機でサトウキビを圧搾
写真3枚目は、小型圧搾機でサトウキビを圧搾する工程です。おじいちゃん、おばあちゃんの指導を受け、交代しながら作業をしました。
写真4枚目は、最終鍋3号鍋での学習です。ほぼ飴状になっており、水分をさらに取り除きます。
3号鍋での学習
水分を取り除く作業
写真5枚目は、3号鍋の温度は、120度は超えています。焦がさないように撹拌し水分を取り除く大事な作業です。
写真6枚目は、アメ状になった煮汁を丸鍋に移す作業です。子どもたちからは、歓声が聞こえました。
煮汁を丸鍋に移す作業
ベテラン職人による撹拌作業
写真7枚目は、ベテラン職人による撹拌作業です。円形に撹拌すると同時に、撹拌棒も回転させる技を持っています。こうした技のおかげでおいしい黒糖ができるんですね。
写真8枚目は、子どもたちに黒糖片が配られ、試食しました。「おいしい、あま〜い」との声が聞かれました。
黒糖片を食べる子どもたち
釜戸の中を学習中
写真9枚目は、釜戸の中を学習中です。黒糖を作るには、たくさんの薪が必要です。一日に使う薪の量は、軽トラック3台分です。
写真10枚目は、丸鍋で撹拌された黒糖を平らに伸ばし、四角い大きさにします。それを箱詰めして出荷します。また、子どもたちへのプレゼントでもあります。
黒糖を平らに伸ばす
バラの黒糖の箱詰め作業
写真11枚目は、バラの黒糖の箱詰め作業を子供たちがお手伝いしました。粉状の黒糖は、再び丸鍋に戻されます。
アメ状の黒糖を食べる
写真12枚目は、アメ状の黒糖を食べている子どもたちです。非常に粘りが強いので、歯に詰めている場合は要注意です。
黒糖づくり体験や潮騒留学制度などの詳しいことについては、西之表市立伊関小学校(0997-28-0226)へお問い合わせてください。
※ 2017年2月8日、種子島の西之表市立伊関小学校全児童による沖ヶ浜田黒糖工場での黒糖づくり学習体験の模様を紹介しています。この動画の中には、児童によるサトウキビの圧搾作業、3号鍋での撹拌作業、丸鍋での撹拌作業、黒糖片の試食、バラの黒糖の箱詰め作業、児童のコメントなどを収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。