種子島開発総合センター(鉄砲館)で、鉄砲館企画展「匠の道具展」が行なわれています。内容は、染物屋と大工道具です。
平成27年12月16日(木)、「匠の道具展〜染物屋と大工編〜」の特別展示を撮影させていただきました。匠の道具展を写真と動画で紹介しています。
特に大工道具の懐かしいもが展示されています。特別展示は、入場料は無料となっていますので、鉄砲館へどうぞ!
なお、匠の道具展の詳しいことは、種子島開発総合センター(鉄砲館)(0997-23-3215)へお問い合わせてください。
大工道具で重要なものの一つが写真のもの。墨壺です。芸術品といってもいいでしょう。カメの模様があったりと、素晴らしいではありませんか。
匠の道具展コーナーです。入場料は無料となっています。どうぞ、鉄砲館で実物をご覧になってください。
無造作に並べられて木の葉や多数細かい糸が張り廻られた模様が素晴らしいです。
無造作に三角形が並べられ、その三角形の中の模様が素晴らしいです。
唐草模様のような感じで丸い円を無造作に配置し草でつながれた模様が素晴らしいです。
型紙です。柿渋で固めた和紙に文様や文字を彫り込み、布に染色するときに使われたのが型紙です。型紙を使って染め物をする染物屋のことを紺屋といいます。
かつては、種子島でも紺屋を営んだこともありました。写真のものは、西之表市住吉深川の上妻家の寄贈の型紙です。
上妻宗康氏の家は、江戸時代まで深川にて染物を生業とした紺屋だったとのこと。
型紙の利点は、同じ模様の染物を多数作れることにあります。
ひとつひとつがすべて手作業での作成です。飽きのこない模様に仕上げることは大変なことだったでしょう。
かつて、種子島でも染物があったとは。その素朴な模様が素晴らしいですね。
こちらは、大工の道具コーナーです。
こちらには、墨壺、カンナ、溝切りなどが展示されています。その中で、大工にとって、重要なものが線を引くために使った墨壺です。
墨壺にもいろいろなものがあります。これは初期のものでしょうか。木製で作られてはいますが、模様などはほとんどありません。
こちらは、カンナです。内鉋、丸鉋です。曲線部分では丸鉋が必要ですし、溝切りようにも溝切り鉋がありました。
写真は、溝切り鉋です。建具を取り付ける際には、この溝切り鉋がないと作業できないですもんね。
かわら型です。
写真中央は、皮むき器です。木材の皮をむくときに使った道具です。写真右は、ハツリヨキです。木材を角材に仕上げる時に使ったものです。
写真は、ワキノコです。木を割くノコギリという意味。
写真左は、カマ定規です。桶を作るときに使った道具で、カマの形に似ていたので、通常カマと呼んでいた。
まかね、ノミ、油壺などです。
センです。内セン、外センなどです。曲線部分を削るときに使ったものです。
焼印です。仕上げた際に先端部を加熱し、焼き印します。
ノコやドリル、チョーナなどです。穴をあけたり、削ったりするときに使ったものです。
ダンギリノコです。
※ 2015年12月16日、西之表市種子島開発総合センター(鉄砲館)において、「匠の道具展〜染物屋と大工編〜」を撮影し紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【匠の道具展〜染物屋と大工編〜種子島開発総合センター鉄砲館】