1948年8月14日午後4時、安城小学校宮園先生は、教え子3名の命を怒涛する荒波より守り、その若き身を安城の海に没してしまったのです。マスコミでも大きく取り上げられ、全国的に広まっていきました。その後先生の尊い死を偲び安城小学校に顕彰碑が建てられていきます。また、紙芝居「波」も製作され、小学校のときに担任の先生が紙芝居をしてくれていたのを覚えています。今でも忘れることがありません。紙芝居や話を聞くと感動せずにいられません。西之表市立安城小学校の資料提供で、その紙芝居「波」を紹介します。また、新たな感動を覚えてしまいました。命の尊さを改めて考えさせてくれます。ご覧ください。なお、紙芝居は宮園豊範先生顕彰委員会・鹿児島県教職員組合で製作されたものです。
※文章は、原文を学校で校正したものを掲載しています。
感動の紙芝居「波」 1枚目を表示中...
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波 一
この紙芝居を、故宮園豊範先生に捧げます。
(間)
これは、鹿児島県種子島安城小学校の悲しい出来事です。
(間(ぬき始める))
(歌)
我は海の子、白波のさわぐいそべの松原に
煙たなびくとまやこそ、
わがなつかしき、すみ家なれ。
この島に生まれ、この島で育った宮園先生は、受け持ちの六年の子供たちが、自分の弟や妹のようにかわいかった。
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