感動の紙芝居「波」

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感動の紙芝居「波」〜10枚目

        一〇

子供たちにおくられながら 教職員組合の会に出会した先生は、文化から遠く離れているこの淋しき島の子供達の幸福のために悲しい戦争のいたでをとりもどし住みよい平和な世の中をうちたてるには教育の大事なことや教育をさかんにたてなおす問題について真剣に燃えるような熱をもってお話をなさるのでした。

   間をおいて

会が終ると休む暇もなく島に帰り空に輝く星を仰ぎながら馬にむちうって子供たちの待つ学校に急がれる先生です。あすからの子供たちとの勉強や、村の人たちと一しょに働く稲刈り作業の事を考えながら、かるいこまのひずめの音と、さわやかな海を渡ってくる風に美しい口笛を吹きながら
                                                (口笛で)
「夕空はれて秋風ふき 月影落ちて
鈴虫なく 思えばにたり故郷の空」

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