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西郷家の子弟教育に当たった種子島出身の川口雪篷

種子島開発総合センター(鉄砲館)で、NHK大河ドラマ西郷どんの登場人物「川口雪篷」の書「古道照顔色 酔眠書」の条幅の作品を展示しています。

川口雪篷は、通称、量次郎 種子島は西之表市納曽の人で、陽明学者です。江戸にて陽明学を学び、その後、島津久光公の写字生となり帰鹿します。しかし、とある罪から、沖永良部に遠島されます。文久2年(1862年)西郷隆盛も同じく流島となり、沖永良部の牢に入れられます。雪篷はこれを聞き、一日西郷隆盛を訪れ、大いに意気投合し、時世を語り、書や詩作に耽ったという。

雪篷は、西郷の赦免後、間もなく赦され、鹿児島に帰るが、約束通り西郷家に移り住み、西郷家の子弟教育に当たり、さらに私学校の教師となります。

明治時代に入り、西郷は征韓論破れ、明治七年(1874年)六月帰鹿します。遂に明治十年の西南の役で、城山に散ります。雪篷は、西郷隆盛の没後遺族とともに、その供養に尽くし、明治二十三年七十三歳で他界、西郷家の南洲墓地に埋葬されたという。その後、大正年間の墓地整理により、墓は南洲墓地から坂元墓地に移転されています。

その雪篷の作品展を撮影させていただきました。

なお、川口雪篷展の詳しいことは、種子島開発総合センター(鉄砲館)(0997-23-3215)へお問い合わせてください。

川口雪篷の作品が展示されているコーナー

こちらが、川口雪篷の作品が展示されているコーナーです。来館者がその作品に見入っていました。今年いっぱいまで展示される予定です。鉄砲館まで足を運ばれたらいかがでしょうか。

雪篷の書「古道照顔色 酔眠書」

写真中央の条幅が雪篷の書「古道照顔色 酔眠書」です。「学問を修めた者の顔が輝いている様か」の意味です。ダイナミックなくずし書体がとても印象的ですね。

川口雪篷

大河ドラマ西郷どんでは石橋蓮司さんが演じています。豪放磊落の酒豪で、西郷さんも心をゆるした書家です。

川口雪篷の説明書

南洲墓地にある西郷隆盛の墓の文字は、雪篷が描いたものです。

南洲墓地の西郷隆盛のお墓の文字

写真は、南洲墓地の西郷隆盛のお墓の文字です。川口雪篷が書いたものです。【平成21年10月12日撮影】

西之表市納曽の河口家の先祖の家

ここは、西之表市納曽の川口家の先祖の家です。

※ 2018年7月7日(土)、種子島開発総合センター(鉄砲館)で、NHK大河ドラマ西郷どん登場人物川口雪篷の作品展示資料を紹介しています。この動画の中には、川口雪篷展示コーナー、「古道照顔色 酔眠書」の条幅の作品、鉄砲館コンシェルジュによる川口雪篷の説明、雪篷が書いた南洲墓地西郷隆盛の墓石の文字、川口雪篷の祖先の家などを収録しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

NHK大河ドラマ西郷どん登場人物川口雪篷の作品展示種子島開発総合センター鉄砲館

 
【撮影場所】
鹿児島県西之表市西之表種子島開発総合センター(鉄砲館)
【撮影日時】
2018年7月7日(土)/13時05分〜14時15分
2018.7.8〜